環境問題の本質

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757160361
  • NDC分類 519
  • Cコード C0030

出版社内容情報

「地球温暖化」をはじめ、「大気」「エネルギー」「食料」「水」といった今後の重要な問題の本質を掘り下げ、その解決策を探る。

内容説明

環境ブームにおどらされるな!科学的知見に基づいた本当のエコロジーとはなにか。地球温暖化から、エネルギー、水、生物の多様性、遺伝子組み替え作物まで。

目次

母なる大地
忘却のかなたに
ムッシュー・ユロのヴァカンス
環境原理主義
経済成長を伴うエコロジー協定とは
気候変動
エネルギー―今後の展望と時間軸
遺伝子組み替え作物
水と地球
生物圏―生物の多様性
都市部のエコロジー
エコロジー経済

著者等紹介

アレグレ,クロード[アレグレ,クロード][All`egre,Claude]
1937年パリ生まれ。地質学の分野で国際的な名声を得ている科学者。現在は、フランス大学研究所、パリ第7大学(ドウニィ・ディドロ)、パリ地球物理研究所の名誉教授。これまでの科学分野の功績に対し、1986年にはスウェーデン王立アカデミーのクラフォード賞、フランス国立科学研究センターの金メダルなど、権威ある賞が授与されている。フランスの科学アカデミー、アメリカのナショナルアカデミー、イギリスのロイヤルアカデミー、インドの科学アカデミーのメンバーである。政治面では、1997年6月から2000年3月までフランスの国民教育大臣として、教育ならびに研究・科学技術の推進に尽力した

林昌宏[ハヤシマサヒロ]
1965年愛知県生まれ。立命館大学経済学部経済学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Kazuo Ebihara

1
著者は、フランス科学アカデミーのメンバーにして、国会議員、文部(教育)大臣を務めたこともある科学者。地球環境問題への各国の行き過ぎた対応について、科学的見地、政治的見地、経済的見地、倫理的見地から論じた。1970年代のローマクラブの予測はことごとく外れ、アル・ゴアの指摘も不都合な点が多数露見した。著者の原子力発電やガソリン自動車の将来展望についても、10年前、書かれた当時とは技術的に大きく変わっている。このように環境問題の未来を論じることは極めて難しいが、欧州の「玄人」の見立てを知るのには有用だった。 2018/02/12

hachiro86

0
地球温暖化より優先度の高い環境問題はいくらでもあることがよくわかる。2008/08/31

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