出版社内容情報
1939年から1945年までのロボットの姿を、膨大な図版で再現した、未踏のロボット前史!
内容説明
戦争の時代に日本人はロボットとどのように関ってきたか。昭和十四年から敗戦までのありようを海外をも視野に収めつつ詳述する未到のロボット前史。写真版一五〇点余と図版二七〇点余を使用、ロボット名索引一二二〇項目余と人名索引六三〇項目余を収める索引付す。
目次
日本も一つ科學省を設置せよ―まえがきにかえて
変容するロボット―一九三九~一九四〇(この兵器は人造人間のやうに歩く―一九三九(昭和十四)年
これが具體化された人造人間だ―一九四〇(昭和十五)年)
昨日は二六〇〇年―一九四一(ロボツト化が兵器界の科學新趨勢をなす―一九四一(昭和十六)年)
ロボット兵器大戰―一九四二~一九四四(ロボツトの機械は不死身である―一九四二(昭和十七)年
私の欲する新兵器‐人造人間―一九四三(昭和十八)年
Roe‐but or Rah‐but―一九四四(昭和十九)年)
敗戦に誰か夢なき―一九四五(ロボットにあらざる限り御責任あるは明なり―一九四五(昭和二十)年)
驚くべき非科學的民族である―あとがきにかえて
著者等紹介
井上晴樹[イノウエハルキ]
1946(昭和21)年、埼玉県浦和(現・さいたま)市生れ。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社、PHP研究所、福武書店(現・ベネッセ)などを経て、現在は作家、編集者、ジャーナリスト。ロボット・ウォッチャー、日本ロボット学会正会員。著書に『日本ロボット創世記』(NTT出版・1993年/第九回技術・科学図書文化賞優秀賞受賞)『旅順虐殺事件』(筑摩書房・1995年/第二回平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞/中国語版=『旅順大屠殺』大連出版社・2001年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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