日本ロボット戦争記1939‐1945

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  • サイズ A5判/ページ数 439p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757160149
  • NDC分類 548.3
  • Cコード C0050

出版社内容情報

1939年から1945年までのロボットの姿を、膨大な図版で再現した、未踏のロボット前史!

内容説明

戦争の時代に日本人はロボットとどのように関ってきたか。昭和十四年から敗戦までのありようを海外をも視野に収めつつ詳述する未到のロボット前史。写真版一五〇点余と図版二七〇点余を使用、ロボット名索引一二二〇項目余と人名索引六三〇項目余を収める索引付す。

目次

日本も一つ科學省を設置せよ―まえがきにかえて
変容するロボット―一九三九~一九四〇(この兵器は人造人間のやうに歩く―一九三九(昭和十四)年
これが具體化された人造人間だ―一九四〇(昭和十五)年)
昨日は二六〇〇年―一九四一(ロボツト化が兵器界の科學新趨勢をなす―一九四一(昭和十六)年)
ロボット兵器大戰―一九四二~一九四四(ロボツトの機械は不死身である―一九四二(昭和十七)年
私の欲する新兵器‐人造人間―一九四三(昭和十八)年
Roe‐but or Rah‐but―一九四四(昭和十九)年)
敗戦に誰か夢なき―一九四五(ロボットにあらざる限り御責任あるは明なり―一九四五(昭和二十)年)
驚くべき非科學的民族である―あとがきにかえて

著者等紹介

井上晴樹[イノウエハルキ]
1946(昭和21)年、埼玉県浦和(現・さいたま)市生れ。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社、PHP研究所、福武書店(現・ベネッセ)などを経て、現在は作家、編集者、ジャーナリスト。ロボット・ウォッチャー、日本ロボット学会正会員。著書に『日本ロボット創世記』(NTT出版・1993年/第九回技術・科学図書文化賞優秀賞受賞)『旅順虐殺事件』(筑摩書房・1995年/第二回平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞/中国語版=『旅順大屠殺』大連出版社・2001年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

内島菫

14
同じ著者の『日本ロボット創世 1920~1938』の続編だが、「ロボット」はより現実における戦争仕様に解釈され、私のテーマである巨大ロボットのような空想性や象徴性は時局柄特に日本においては望むべくもない。が、この頃、人間の体内に流れる電流が注目されたり、傀儡政権やファシズムが横行したりといった世の動きは、人間こそがいかにロボット的であるかを暴露する。皮肉にもフィクションにおけるロボットの数が減った(日本の子供向けの漫画、海野十三、アシモフらがあるので皆無ではないが)時期に、2022/06/19

ぞだぐぁ

2
戦前から戦中にかけての日本及び日本に情報が入ってきたであろう海外のロボットについての本。ロボットとは言っても自動操縦や「人の形をした人以外のもの」として道路の誘導ロボットみたいな腕が動くだけの看板とかもある。内容は良いのだが、日付と年号の関連の付け方とか前の節の文とつながっているのは分かっても非常に読みにくい。2019/03/25

メルセ・ひすい

2
9-33 まんが入り ・・ロボットの歴史 やはり戦争で急伸、欧米の尻おいのくせにやりすぎ君。 戦争の時代に日本人はロボットとどのように関ってきたか。昭和14年から敗戦までのありようを海外をも視野に収めつつ詳述するとともに、膨大な図版で再現した、未到のロボット前史。2007/11/18

塩崎ツトム

1
日本が戦争の影を感じつつ欧米のロボット・カルチャーを受容していた前半から、「娯楽としてのロボット」の姿が消え、かわりに自動兵器が表舞台に立ち、最終的には日本国家そのものが「戦闘ロボット」と化す様はなんともブラックで小気味よい。……ただね、なんだか読みづらいんですよ、文面が。2012/09/26

ピリカ・ラザンギ

1
表紙絵のようなロボではなく、自動的に動く機械という定義。SF的なロボには少ししか触れません2008/07/28

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