鴎外の降誕祭(クリスマス)―森家をめぐる年代記

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  • サイズ A5判/ページ数 458p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757150850
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C3095

出版社内容情報

毎年欠かさずホームクリスマスを行っていた森家を通し、近代日本とキリスト教文化の関係を見る。森?外研究に新しい視座を与える。

森?外はこれまでキリスト教とは無縁と思われてきたが、じつは1913年から毎年欠かさずホームクリスマスを行っていた。その事実に着目し、森家を通して近代日本とキリスト教文化の関係を見ていく。
本書はきわめて学術的価値の高い研究であり、広く日本の近代論としても、また森?外研究に新しい視座を与えるものとしても重要な資料となりうる。

序にかえて・・・シュライアマハーの『クリスマス祭』
第一部 ?外の故郷へキリスト教到来
第二部 ?外一家の降誕祭
第三部 子どもたちの降誕祭

【著者紹介】
1948年生まれ。ベルリン・フンボルト大学日本学科教授。森?外記念館館長(ベルリン)を兼務。

内容説明

闇に輝く「黄金なす木」=「ツリー」に託された永遠と自然への希求。森家のクリスマスを通してたどる、日本に受容されたキリスト教の精神文化史。

目次

第1部(天文十八‐嘉永六(一五四九‐一八五三)年
嘉永六(一八五三)年
安政二(一八五五)年 ほか)
第2部(文久二(一八六二)年
元治二・慶応元(一八六五)年
慶応二(一八六六)年 ほか)
第3部(大正十一(一九二二)年(続)
大正十二(一九二三)年
昭和元‐二(一九二六‐二七)年 ほか)

著者等紹介

クラハト,クラウス[クラハト,クラウス][Kracht,Klaus]
1948年、ドイツ・ディンスラーケン市出身。1983年テュービンゲン大学日本学科教授、1995年からベルリン・フンボルト大学日本学科教授、森鴎外記念館館長を兼務。日本思想史専攻

タテノ=クラハト克美[タテノ=クラハトカツミ]
1951年、東京都出身。国立音楽大学ピアノ科卒、夫とともに日本学を共同研究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。