出版社内容情報
80歳にならなければ分からないことがある。鬱病や家族の認知症など長い灰色の年月を経て、死を想いながら老年の人生を見つめる。
人生は長すぎる。さて、どうしたものか?
51歳で新聞記者生活を返上、評論家・文筆家として世界各地を自由自在に駆け回り、存分に人生の〈収穫期〉を謳歌した。だが、75歳を過ぎたあたりから変化がおとずれる。気力の衰え、鬱病、家人の認知症……。否応なしに老いを自覚する。そして87歳。人生の〈終末期〉を迎えたいま、振り返って見えてくるものとは?
老いを、ときに持て余しながらも、静かに人生と向き合う日々を綴る。
1 人生百年時代を生きる
考えない葦
人生の百万長者
鬱病
生涯カレンダー
五十歳
「教養」の道
自分との戦い
必読書
日記
老いの美学
散歩
自動車運転免許証
遠ざかる記憶
『蟲の如く死ぬ』
言葉の真価、文章の力
2 道元禅師をたずねて
参禅への“門”
東と西の対話
『正法眼蔵』との出会い
死と向かい合って
私のインド体験
「生死」の巻
永遠の今
正師を求めて
天童寺にて
【著者紹介】
1925年生まれ。評論家。文明批評の第一人者。著書に『吾輩も猫である』(PHP文芸文庫)、『日本人の暮らしのかたち』(PHP文庫)などがある。
内容説明
新聞記者生活を返上し、自由自在に世界を駆け回る日々。だが75歳を過ぎたころから、老いは否応なしにやってきた。そして人生の“終末期”を迎えたいま、振り返って見えてくるものとは?ときに持て余しながらも、老いと静かに向き合う日々を綴る。
目次
1 人生百年時代を生きる(考えない葦;人生の百万長者;鬱病;生涯カレンダー;五十歳 ほか)
2 道元禅師をたずねて(参禅への“門”;東と西の対話;『正法眼蔵』との出会い;死と向かい合って;私のインド体験 ほか)
著者等紹介
森本哲郎[モリモトテツロウ]
1925年、東京生まれ。東京大学文学部哲学科卒業、同大学院社会学科修了。朝日新聞学芸部次長、同編集委員を経て、1976年退社。文明論、社会評論、日本文化論を中心に評論活動を行う。1988~92年、東京女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
ビオラ
kan
oedococo