フランダースのイモ!

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  • サイズ B6判/ページ数 183,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757150768
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0095

内容説明

夫は料理大好き、ベルギー人。夫の両親はお国自慢大好き、超コンサバ。「香港で二人きりの新婚生活」のはずなのに…。関西人ヨメのグローバル結婚奮戦記。

目次

心は下鴨からフランダースへ
チコリのグラタンで縁結び
ふるさとのパンを恋しがる
肉食なのに太らない人たち
魚介のだし汁を豪快に捨てる
手作り菓子はありがたいか
実力伯仲!イモフライとたこ焼き
「バラー・エン・メイポー」はワッフルか
チョコレートのない朝食なんて
おしゃべりもごちそうのうち
家じゅうピカピカに磨きあげる
食卓にはワイン、「ちょっとひと息」にビール
結婚四〇周年のパーティ
離乳食もジャガイモで

著者等紹介

山口潔子[ヤマグチキヨコ]
1976年滋賀県生まれ。カリフォルニア州立大学バークレー校環境デザイン学部卒業。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科修了。博士(地域研究)。現在、香港中文大学歴史学科講師。2007年に香港で建築画の個展を開いたほか、料理関連のイラストレーターとしても活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

16
フランダース人に嫁いだ日本人女性の日常エッセー的なものでしたが、大半は食文化の違いについて考察と興味と、少しばかりの愚痴に彩られていて楽しめました。異国人と結婚し、異国に住むことでのトラブルや考え方の違いなどがていねいに描かれていて読みやすかったです。食文化については、言われて気づく違いが多く、フランダース人のスタンダートを不思議に思いつつ、その考え方が日本人スタンダートなんだなと思わされました。異文化は面白い。2016/11/25

ハッピーハートの樹

7
食の異文化コミュニケーション。日本国内でも地方によってビックリどっきりな食習慣を目にします。ましてベルギーのフランダース。遥か遠くですもん。そりゃ知らないことばかりですよね。少年と犬がリヤカーを引いて、牛乳を売りに来てくれるイメージしかありませんでしたしね。しかし県民ショーでは、自分の住んでいる地方でも、そんなバカなって食べ物が取り上げられることもあります。フランダースだって、この本が100%ではないのでしょうね。チョコレートやワッフルなどのスイーツは美味しそう。重くても食中ならば食べられる自信あります。2012/10/11

ヒマワリ

4
ベルギーと言えばチョコレート。でもそれだけじゃなかった! フレンチ・フライがここまで市民権を得ている国はほかにはないかも? 筆者の文章が小気味よく、ベルギー人の夫とのエピソードも笑わせます。ときに自虐ネタもあり(笑)小豆と米にに対する両国の感覚の違いには、けっこううなずけるものが。それにしても、ベルギー人って意外にコンサバだったのね~。2011/11/19

gucchi

2
食文化の差に脱帽。でもおもしろい。 "日本人らしさ"って何だろうと時々考えますが、ベルギー(フランダース)人の習慣が不思議だなぁと感じている時点で自分も典型的な日本人なんだと実感します。 フランダースにおけるイモの確固たる地位。デザート優位の食卓。どれも驚かされる文化。 チコリのグラタン、パネクークは是非とも再現したいメニュー♪2013/12/08

Christena

2
図書館でタイトルに釘付け!ベルギー人と結婚した日本人女性の、食文化を中心として、習慣の「違い」について書いたエッセイ。客観的な分析が面白い。イラストも豊富で、ベルギーで食べた美味しいものを思い出しました。特にポテトフリッツ。必ず料理についていて、街角でいつも揚げたてを買えた、ほくほくの「イモ」。あー、食べたい!2013/08/06

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