NTT出版ライブラリーレゾナント
31文字のなかの科学

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757150690
  • NDC分類 911.16
  • Cコード C0095

内容説明

身体から宇宙まで歌を通して見はるかす。小さな詩型に科学のテーマが盛り込まれている不思議。新聞記者だった歌人が魅力的な歌の数々を紹介する。

目次

第1章 生命の不思議
第2章 身体と向き合う
第3章 脳とこころ
第4章 果てしない宇宙
第5章 私たちの地球
第6章 科学と人間

著者等紹介

松村由利子[マツムラユリコ]
1960年、福岡県生まれ。歌人、フリーライター。1986年、毎日新聞社入社。千葉支局、生活家庭部、学芸部、科学環境部などを経て2006年6月からフリーランスに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まみ

12
「今日君と目が合いました指先にアセチルコリンが溜まる気がした」(永田紅)歌の中に唐突に、異質なものとして科学用語が出てくるとどきっとしてにやっとする。そんな(そうでない歌もあるが)科学の歌がたくさん集められている。宇宙の歌が特に好きで何度も読んだ。解説は、斜め読みでした。2012/07/13

里馬

10
すばらしい科学短歌集。飛翔して各々の歌集を読み漁りたい。2010/11/16

Marie

3
科学に関連する短歌をテーマ別にまとめたもの。お気に入りをひとつ→安らけく焼かれし後も骨片にわがDNAが消えぬ悲しみ/外須美夫『回診』 それな!と思った。オタク界隈には、人に見せたくない自分の遺品を全て処分してくれという意味の「積み荷を燃やして」というジョークがあるけど、骨になるまで焼かれた後にさえ、遺伝情報という超プライバシーが隠せないことの言いようのない気持ち悪さ。DNAが読めたところであなたの隠したいようなことは何も分からないよ、って言われるかもしれないが、違うんだ。理屈じゃないんだ。2015/09/27

kaizen@名古屋de朝活読書会

3
毎日ライフ,MMJ(Mainichi Medical Journal)連載記事 31文字を科学するのではなく、 31文字の中に科学を詠込むという感じ。 なので「の」という言葉の意味が分かる。 行きて行くこと,年老いていくことを詠んだ歌も、 科学的な分類の中に整理している点がよいかも。 soratanka.seesaa.net は休載中のようだと思ったら、砂子屋書房に連載している。http://www.sunagoya.com/tanka/2012/04/21

Yuta Goto

2
31字だけでも、科学の深さがじんわりと。。2014/07/05

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