NTT出版ライブラリーレゾナント
世の中にひとこと

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757150621
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

春夏秋冬、一年は駆け足で過ぎていく。年々、加速していくようだ。さて、どうしたものか。時の流れを止めるすべはないけれど、砂つぶのような小さな目もりを刻んでみよう。せかせか忙しい毎日のなかで、見過ごしている光景、聞きのがしていることば…。日向ぼっこする犬になったつもりで、片隅からゆっくり世の中を眺めてみよう。大切なこと、オカシなことが見えてくるかもしれない。

目次

春(人生の祝日;自治体へのボーナス ほか)
夏(おいしいビールの飲み方;選挙用ポスター ほか)
秋(柿の季節;運動会 ほか)
冬(スター建築家の功罪;テレビの人 ほか)

著者等紹介

池内紀[イケウチオサム]
1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者、エッセイスト。主な著訳書に『海山のあいだ』(角川文庫/講談社エッセイ賞)『ゲーテさんこんばんは』(集英社文庫/桑原武夫学芸賞)ゲーテ『ファウスト』新訳(集英社文庫/毎日出版文化賞)『カフカ小説全集』(白水社/日本翻訳文化賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nyanlay

1
著者がドイツ文学者と言うこともあってドイツおよびヨーロッパなどと文化や言葉の違いの比較は面白いが、時事についてはあまりにも偏り過ぎてる感がする。一般的な「若者論」しかり、行政論しかり。それぞれを取り上げる新聞の読者の投稿に近い気がした。2009/11/19

Maumim

1
ちょっとお説教じみていて、あんまり好きになれなかった。2009/10/31

りみ

0
書かれたのは少し前だけど、今にも通じるところがあると思います。知らない言葉や、出来事に対してそう思うんだ、と気づかされました。著者の年代からくる価値観の違いもあると思うけど…。でも否定的な話が多かったので、読んでいて少し悲しくなることも。変化を喜ぶべきなのか、伝統を重んじるべきなのか。あ、でも自分の大学が出てきたのは嬉しかった。2013/03/19

あきこ

0
現在作者が日経新聞にコラムを書いているが、それが面白いので、本書を読んでみた。少し前のものであるが、記憶に新しい出来事を捉えている。結果が出ている今読んでみる楽しさも加わり、一気に読んだ。世の中に対する残念感が良く分る。作者の思いが少しずつでも世の中に伝わるといいな、と思う。2011/06/29

kuriko

0
小気味好い”ひとこと”がたくさん!2009/09/13

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