日本思想史への道案内

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日本思想史への道案内

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757143500
  • NDC分類 121.02
  • Cコード C0010

内容説明

日本の思想は本当におもしろいのか。現代に対してもつ意味は何か。和辻哲郎と丸山眞男を導き手としながら、古代から近代に至る流れのなかで鍵となる古典を丹念に読み解く。これまでなかった“日本思想史入門”。

目次

序章 日本の思想をどう読むか
1章 「日本神話」をめぐって
2章 『神皇正統記』の思想
3章 武士の倫理をどうとらえるか
4章 戦国時代の「天」とキリシタン
5章 儒学と徳川社会
6章 「古学」へのまなざし―伊藤仁斎・荻生徂徠
7章 国学思想と「近代」
8章 明治維新と福澤諭吉

著者等紹介

苅部直[カルベタダシ]
東京大学法学部教授。1965年、東京生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。専門は日本政治思想史。著書に『丸山眞男―リベラリストの肖像』(岩波新書、サントリー学芸賞)、『鏡のなかの薄明』(幻戯書房、毎日書評賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんがく

14
決して簡単な「入門書」ではないが、古代~近代の日本思想史を概説しつつ、和辻哲郎と丸山真男という二人の思想研究者の学説を補助線にしてくれるおかげで「道案内」にはなっていて満足度は高い。二人とも、古代や中世の思想を研究する中で戦争に向かう時流への抵抗を示しているのが良い。2021/12/16

さえきかずひこ

12
和辻哲郎と丸山眞男という二人の近代知識人の思想的変遷を通して、日本神話から国学の思想までがどのように受容・解釈されてきたかを初学者にも分かるよう、簡潔かつ明晰にまとめている。とにかく読みやすく、また江戸期の儒学の受容とその発展について詳述される5〜7章が筆に力が入っており印象深い。巻末の読書案内は厳選された書名がならび、さらなる読書を望む読者に役立つ。2018/08/06

すずき

5
東大法(丸山が在籍)出身で博論を和辻で書いた著者が和辻・丸山それぞれの思想史理解を手がかりに古事記、神皇正統記から江戸・明治に至る重要なトピックを紹介する。あくまで道案内であり通時的な記述ではないが、著者が随所で「読みの技術」ということを言うことからも理解されるように、著者ひいては著者が立脚する和辻・丸山と彼らが所属した東大の学統の読みを追うことで、日本思想史を理解する一つのとっかかりを提供しようとしている良書。著者が日本思想史関連文献に絶版が多いことを嘆きながらも丁寧なブックリストを付けてくれるのがすこ2020/01/28

はるたろうQQ

4
日本思想史についての大きな枠組みとして、和辻哲郎「日本倫理思想史」を持って来る一方で、カウンターパートナーとして丸山真男を当てる。丸山の師ともいうべき津田左右吉や村岡典嗣もその任を担う。本当は丸山が日本思想の通史を書いていれば話は簡単だったはずである。日本思想史学の史的展開をトピック毎に解説した本と読んだ方がよいかもしれない。個人的には高校時代に和辻を読んで、当時出たばかりの加藤周一の「日本文学史序説」に移行し、和辻を卒業した気でいたが、和辻の再読が必要な気がしてきた。読書案内がとても参考になる。2017/11/07

trazom

3
日本神話、神皇正統記、武士道、キリシタン思想、儒学、古学、国学、明治維新と、時代を追って日本の思想を辿るという構成ではあるが、ただ、この本は、それぞれの思想を解説するというより、和辻哲郎と丸山眞男を中心として、それぞれの思想をどう解釈し受容してきたかに力点がある。改めて、和辻と丸山の偉大さを思い知らされる。和辻には、日本人が共有してきた伝統の探求という姿勢があり、丸山には、伝統に対決し、それぞれの時代の「原型」や「古層」を再構成するという態度がある。アプローチは違えども、この二人の偉人には改めて畏れ入る。2017/10/29

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