出版社内容情報
未来永劫の永遠の隣国・中国と、いかに賢く付き合うか。中国は高度成長がおわりを迎え、社会に不満が蓄積し、諸外国とは不協和音がひびき、大きな曲がり角に立っている。さらに、米国にトランプ政権が誕生し、従来の枠組みの見直しを迫られている。こうしたとき日本は、未来永劫の永遠の隣国である中国と、どう付き合っていくのか。中国を支えるのか、中国とたもとを分かつのか、あるいは、その中間なのか。本書は、中国経済、エネルギー・環境、安全保障を軸に、この問いに多角的に応える。
第?部 曲がり角に立つ中国(内憂篇)――経済社会の激変
第?部 曲がり角に立つ中国(外患篇)――国際秩序への挑戦
第?部 中国のエネルギー・環境問題――深まる協力と競争
第?部 米新政権下に予想される対中関係――日・米・ロ・周辺国との対立と融和
豊田 正和[トヨダ マサカズ]
現在、一般財団法人日本エネルギー経済研究所理事長。1973年通商産業省入省、OECD国際エネルギー機関勤務を含め、貿易・エネルギー・環境などの分野で幅広い経験を積む。経済産業審議官、内閣官房参与など歴任。共著書に、豊田正和・森本敏・日本エネルギー経済研究所『エネルギーと新国際秩序』(2014年、エネルギーフォーラム)。
小原 凡司[オハラ ボンジ]
研究分野は、外交・安全保障/中国。現在、東京財団政策研究調整ディレクター兼研究員。元海上自衛官、北京の日本大使館で防衛駐在官を務めた経験を持つ。著書に、『中国の軍事戦略』(2014年、東洋経済新報社)、『軍事大国・中国の正体』( 2016年、徳間書店)、『何が戦争を止めるのか』(2016年、ディスカバー トゥエンティワン)。
内容説明
未来永劫の永遠の隣国、中国といかに賢く付き合うか。日本は、中国を支えるのか、たもとを分かつのか、あるいは、その中間なのか。中国経済、エネルギー・環境、安全保障を軸にして、この問いに多角的に応える。
目次
第1部 曲がり角に立つ中国(内憂篇)―経済社会の激変(高度経済成長とその終焉;社会に溜まる不満;政権及び党の権力構造における不協和音)
第2部 曲がり角に立つ中国(外患篇)―国際秩序への挑戦(既存国際経済システムに不満な中国;硬直する外交;中国が求める国際安全保障秩序)
第3部 中国のエネルギー・環境問題―深まる協力と競争(深刻化するエネルギー・環境問題;国際枠組みの中で高まる中国の存在感;エネルギー・環境政策のこれから)
第4部 米新政権下に予想される対中関係―日・米・ロ・周辺国との対立と融和(中国の経済政策と米新政権;中国対外政策の変化に向き合う米新政権;中国の軍事力の増強に向き合う米新政権)
第5部 中国との賢い付き合い方(未来永劫の日中関係;日本にとっての中国との賢い付き合い方)
著者等紹介
豊田正和[トヨダマサカズ]
一般財団法人日本エネルギー経済研究所理事長。1949年生まれ。1973年通商産業省入省、OECD国際エネルギー機関勤務を含め、貿易・エネルギー・環境などの分野で幅広い経験を積む。経済産業審議官、内閣官房参与など歴任
小原凡司[オハラボンジ]
公益財団法人笹川平和財団特任研究員。研究分野は、外交・安全保障。1963年生まれ。元海上自衛官、北京の日本大使館で防衛駐在官を務めた経験を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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