教室にICTがやってきた―本田小学校のフューチャースクール導入から定着まで

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  • サイズ B5判/ページ数 141p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784757143265
  • NDC分類 375
  • Cコード C0037

出版社内容情報

こうすれば、ICTを活用した授業がうまくいく!

葛飾(かつしか)区立本田(ほんでん)小学校は、全国でわずか10校という総務省の「フューチャースクール推進事業」および文部科学省の「学びのイノベーション事業」実証校に選ばれた。ある日突然、学校にICTがやってきたら、教育現場ではどのようなことが起こるのか?
今後、フューチャースクールに取り組もうとしている全国の小学校において、導入の際の参考事例となる同校の3年間の取り組み(ICT導入プロセスから、教員研修、ICT活用事例、トラブル解決策まで)を紹介する。

はじめに 葛飾区立本田小学校長 筒井厚博

序章 ICT教育を行うのに必要な準備とは?──実証校指定から授業開始まで
1 フューチャースクールって何?
2 本田小学校が実証校に選ばれた!
3 校内のICT 環境を2カ月で構築
4 教職員への理解浸透が喫緊の課題
5 実証校に必要なハードとソフトを整備

第1部 ケースから学ぶ導入のポイントと課題
第1章 「習うより慣れよう!」で始まったフューチャースクール――1年目のケーススタディ(平成22(2010)年10月~23(2011)年3月)
1 とにかくICT機器を使ってみよう!
2 ICTを使ってどのような授業が行われたか
3 視察などの状況
4 1年目の成果と課題点
column フューチャースクールの現場
1 急速に伸びた児童のICTスキル 鎌田尚子教諭
2 必要不可欠だったICT支援員 小川桂子教諭

第2章 多くの成功体験がICT活用の授業を活性化させた――2年目のケーススタディ(平成23(2011)年4月~24(2012)年3月)
1 デジタル教材の実証研究に着手
2 ICT 環境の改善と校内研修の充実化
3 「普段使いをしよう」が目標に
4 ICTを使ってどのような授業が行われたか
5 視察/公開授業等の状況
6 2年目の成果と課題点
column フューチャースクールの現場
1 できないことを可能にしたICT教育 村田良美教諭

第3章 「豊かに表現し、学び合う児童の育成を目指して」という集大成へ――3年目のケーススタディ(平成24(2012)年4月~25(2013)年3月)
1 成果物のデータ管理等が課題に
2 考え・判断し・表現する児童の育成が課題
3 ICTを使ってどのような授業が行われたか
4 視察/公開授業などの状況
5 3年目の成果と課題点
column フューチャースクールの現場
1 止められないICT教育の潮流 大川裕幸教諭

第2部 成果と今後の課題――さらなる発展を目指して
第4章 実証研究がもたらしたもの
1 児童のICT 環境への反応
2 さまざまな問題をどう乗り越えたか
3 活用頻度の高かった教科とアプリ
4 教員のICT活用スキルは向上したか
5 ICT支援員はどう授業をサポートしたか
6 保護者からは高い評価を得られた

第5章 未来のICT教育に向けて
1 フューチャースクール推進事業を終えて
2 視察/公開授業等の状況
3 ICT教育をよりよいものにするために
4 葛飾区と本田小学校の今後の取り組み

第6章 さまざまな授業事例の紹介
1 いきものとあそぼう(なつのいきものをさがそう)
2 どちらがひろい
3 生きものとともだち(ザリガニのかんさつ)
4 図書館ガイドマップをつくろう
5 アニメーションをつくろう
6 ものがたりをつくろう
7 防災マップをつくろう
8 面積のはかり方と表し方
9 Alphabet, vegetables, gestures
10 自動車会社をたずねて
11 マット運動
12 句会をしよう

補章
教育委員会の立場で得られた成果と今後への期待葛飾区としての今後の取り組み 葛飾区教育委員会教育長 塩澤雄一
葛飾区として本田小学校の取組で実証されたICT活用の有用性と効果 葛飾区教育委員会指導室統括指導主事 加藤憲司

内容説明

ある日突然、授業でICT機器を使うことになったら、教育現場ではどのようなことが起こるのだろうか?「とにかく何でもいいから使ってみよう」から始まり、ICT機器の良さを生かした授業を自在に組み立てるまでに発展を遂げた小学校の、総務省フューチャースクール推進事事業の取り組みを紹介。

目次

ICT教育を行うのに必要な準備とは?―実証校指定から授業開始まで
第1部 ケースから学ぶ導入のポイントと課題(「習うより慣れよう!」で始まったフューチャースクール―1年目のケーススタディ(平成22(2010)年10月~23(2011)年3月)
多くの成功体験がICT活用の授業を活性化させた―2年目のケーススタディ(平成23(2011)年4月~24(2012)年3月)
「豊かに表現し、学び合う児童の育成を目指して」という集大成へ―3年目のケーススタディ(平成24(2012)年4月~25(2013)年3月))
第2部 成果と今後の課題―さらなる発展を目指して(実証研究がもたらしたもの;未来のICT教育に向けて;さまざまな授業事例の紹介)
葛飾区教育委員会としての取り組み

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

飯塚豊

0
実際に小学校でタブレットや電子黒板を作った授業をしてみての報告が書かれている。メリット、デメリット参考になった。まずはやってみる!というのが大切だと思った。ICT教育に対して、子どもたちの反応は良さそう。2016/09/09

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