出版社内容情報
「保守主義の思想」の根源に迫る。
立憲君主制と対立すると理解されている共和主義の思想が、エドマンド・バークに始まる保守主義と不可分に結びついていることを、ハンナ・アレント、J・G・A・ポーコックらの思想のなかから丹念に読み解いていく。
新進気鋭の研究者が放つ保守思想再生のための力作。
序 論 保守のアポリアを超えて
第1章 市民と自律の考古学――アレントとポーコックのダイアローグ
第2章 蘇生する「統治の知」――ハリントンのコモンウェルスと立法者
第3章 盾としてのリヴァイアサン――ホッブズのコモンウェルスと高貴な人
第4章 共和国の陰りのなかで――政治経済学における両義性と複眼性
第5章 深化する「統治の知」――バークにおける作法論の転回
結 論 革命と時間――保守を思想へ高めるために
【著者紹介】
1978年生まれ。京都精華大学専任講師。共著書に『ナショナリズムの政治学』(ナカニシヤ出版)、『共和主義ルネサンス』(NTT出版)などがある。
内容説明
“保守”を思想へ高めるために―西欧思想史に響きわたる通奏低音としての“共和国”。幾重にも派生するその変奏の系譜の核心にE.バークを捉え、保守主義のレゾン・デートルを根源的に照らし出す。
目次
序論 保守のアポリアを超えて
第1章 市民と自律の考古学―アレントとポーコックのダイアローグ
第2章 蘇生する「統治の知」―ハリントンのコモンウェルスと立法者
第3章 盾としてのリヴァイアサン―ホッブズのコモンウェルスと高貴な人
第4章 共和国の蔭りのなかで―政治経済学における両義性と複眼性
第5章 深化する「統治の知」―バークにおける作法論の転回
第6章 保守のレゾン・デートル
著者等紹介
佐藤一進[サトウタカミチ]
1978年岩手県生まれ。京都精華大学芸術学部専任講師。京都大学経済学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。京都大学博士(人間・環境学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミスター
Tetsuto
ミスター