出版社内容情報
いま、子どもたちに何が起きているのか?
食物アレルギーを持つ小中学生は約32万人。辛い症状に苦しみながらも、様々な人との出会いを契機に人生の可能性を開いていく「食べられなくても一緒にいたい!」ほか1編を通して子どもたちの「生きる力」の涵養を描く。
食べられなくても一緒にいたい!――食物アレルギーのある、静香の物語
第一章 私ってかわいそうなの?
第二章 みんなと一緒がいい
第三章 トモダチ
第四章 憧れの存在
解 題 伝える大切さ
ぼくの選択――子どもの生きる力を育むために
第一章 秋の気配
第二章 深まる季節
第三章 春の日
第四章 新しい実り
解 題 失敗は、未来を生きる力の種
【著者紹介】
エディター/ライター。2人の共著書に『明日にかかる虹』『いじめないで。』(ともにNTT出版)などがある。
内容説明
卵と乳製品にアレルギーのある中1の静香。友達からへんに気を遣われてしまい、「なぜ自分だけ?」と次第にやけになってしまう。本当はみんなと一緒に時間を共有したいのに―食物アレルギーをもつ子ども自身はどう感じているのか、周囲の人々はどう接すればいいのか、静香の成長する姿とともに描く(『食べられなくても一緒にいたい!―食物アレルギーのある静香の物語』)。中学受験に失敗し、仕方なく地元の中学に通う慎吾。ガリ勉姿を知っている同級生から「なぜ、きみがここに?」と見られている気がしてならない。孤立する慎吾だったが、キャンプや地域の活動に参加し、様々な世代の人と交流する中で、一つ一つ小さな達成感をつかみ、人との関わりを築いていく過程を描く(『ぼくの選択―子どもの生きる力を育むために』)。
著者等紹介
阿蘭ヒサコ[アランヒサコ]
エディター/ライター。早稲田大学教育学部卒業後、出版社勤務を経てフリーランスに。子育て、国際結婚、育脳、異文化コミュニケーションなど幅広い分野で取材・執筆活動を行う
冨部志保子[トミベシホコ]
エディター/ライター。産業カウンセラー。編集制作会社有限会社グルーラップ取締役。主に企業PR誌の制作を手がける編集プロダクション勤務を経て、フリーランスに。2005年から現職。医療、ライフスタイル関連の編集制作を続けながら小説執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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