出版社内容情報
侍は武士道をどう理解していたのか?
武士がいた時代に、何を「武士道」と呼び、「武士道」がどのような意味や内容をもつものとして存在していたのかを考察する。
第1章 「武士道」という語の登場
第2章 近世前期、17世紀における「武士道」
第3章 近世中期、18世紀における「武士道」
第4章 近世後期、19世紀における「武士道」
終 章 武士道の諸相
【著者紹介】
1949年生まれ。国際日本文化研究センター教授。専攻は日本近世史・武家社会論。著書に『関ヶ原合戦と大坂の陣』(吉川弘文館)、『武士道と日本型能力主義』(新潮選書)などがある。
内容説明
武士道は思弁的な教条主義を排し、現実重視と結果尊重の立場を貫く。徳川日本の力量示す、その戦略的思考と行動の論理。
目次
第1章 「武士道」という語の登場
第2章 近世前期、一七世紀における「武士道」(高坂昌信著・小幡景憲編『甲陽軍鑑』;小笠原昨雲『諸家評定』 ほか)
第3章 近世中期、一八世紀における「武士道」(山本常朝『葉隠』;大道寺友山『武道初心集』 ほか)
第4章 近世後期、一九世紀における「武士道」(中村元恒『尚武論』;松代版『武道初心集』 ほか)
終章 武士道の諸相(「武士道」という言葉と徳川社会における広がり;武士道の本来的な内容 ほか)
著者等紹介
笠谷和比古[カサヤカズヒコ]
1949年神戸市出身。国際日本文化研究センター教授。京都大学文学部卒業、同大学院博士課程修了。博士(文学)。国際日本文化研究センター助教授を経て現職。専攻は歴史学(日本近世史)、武士社会論。主著に『主君「押込」の構造』(サントリー学芸賞、講談社学術文庫)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kiho
Chicken Book
takao
のせなーだ
M