出版社内容情報
マンガにとって映画とは?
これまでのマンガ研究では、映画との比較研究はあっても、映画学で用いられている言葉を導入しただけで、マンガにおける表現の本質を突くまでは至っていない。
従来の「マンガと映画の比較」ではなく、「映画的手法」という言葉がなぜマンガ研究で多用されるのか、その背景と思想を探ることで、マンガと映画を貫く視座を打ち出す。マンガ研究を超え、現代視覚文化論へと至る道を切り拓く。
序 章 マンガはどこにあるか
第1部 媒体・様式・体系
第1章 メディウム・スペシフィシティ
第2章 メディウムからスタイルへ
第3章 手法からシステムへ
第2部 戦後日本マンガにおける映画的様式
第4章 空間のリアリズム
第5章 物語と編集
第6章 フレームと視線
第3部 近代マンガの時間
第7章 運動
第8章 時間
第9章 コマ
【著者紹介】
1986年生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科身体表象文化学専攻博士後期課程在学中。専攻は身体表彰文化学専攻/表彰文化学(マンガ研究、映画研究)。
内容説明
「マンガと映画は同時代文化である」ガチな理論と柔軟な感性の衝突が生んだマンガ批評の超新星!
目次
マンガはどこにあるか
第1部 媒体・様式・体系(メディウム・スペシフィシティ;メディウムからスタイルへ;手法からシステムへ)
第2部 戦後日本マンガにおける映画的様式(空間のリアリズム;物語と編集;フレームと視線)
第3部 近代マンガの時間(運動;時間;コマ)
結論にかえて―近代の半神
著者等紹介
三輪健太朗[ミワケンタロウ]
1986年生まれ、長野県松本市出身。東京大学文学部哲学専修課程卒業。学習院大学大学院身体表象文化学専攻博士前期課程修了。現在、同博士後期課程在籍。日本学術振興会特別研究員DC(2012~13年度)。東京工芸大学マンガ学科非常勤講師(2013年度~)。『マンガと映画―コマと時間の理論』が初の単行本となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅん
とんび
元素53
Ryan Mihawk
アニッチャー