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叢書「世界認識の最前線」
ガバナンスとは何か

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  • サイズ B6判/ページ数 211p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757143173
  • NDC分類 301
  • Cコード C0031

出版社内容情報

コーポレート・ガバナンスからグローバル・ガバナンスまで

ガバナンスについての代表的な理論を説明するとともに、今日の企業や公共分野、国際的な問題などさまざまな領域におけるガバナンスのもつインパクトについて解説する。

第1章 ガバナンスとは何か
ガバナンスとガバメント
新しいガバナンス
水産養殖の事例
ガバナンスと歴史

第2章 組織のガバナンス
階層構造
市場
ネットワーク
学界での動き
近代主義のサイクル

第3章 コーポレート・ガバナンス
近代企業
プリンシパル=エージェント理論
階層構造的監督と統制
市場メカニズムと報酬
企業の社会的責任
社会的・政治的文脈
スキャンダル

第4章 パブリック・ガバナンス
パブリック・マネジメント
刑務所の事例
ネットワーク・ガバナンス
精神衛生の事例
国家を再考する
ガバナンスの多様性

第5章 グローバル・ガバナンス
国際関係の理論
国際機関
新自由主義とグローバリゼーション
報告書「地球リーダーシップ――新しい世界秩序をめざして」
地雷を巡る事例
新世界秩序

第6章 良いガバナンス
代議政治と責任政府
開発理論
民主主義にかかわる憂慮
協調型ガバナンス
灌漑を巡る事例
ガバナンスの評価
民主主義の将来

図版一覧
読書案内
索引

【著者紹介】
カリフォルニア大学バークレイ校政治学教授。

内容説明

階層構造から、市場、そしてネットワークへ。グローバル化を背景に、統治の形態は大きく変わってきている。政府や企業、国際関係など、様々な領域において、新しいガバナンスがもたらすインパクトを、明らかにする。

目次

第1章 ガバナンスとは何か
第2章 組織のガバナンス
第3章 コーポレート・ガバナンス
第4章 パブリック・ガバナンス
第5章 グローバル・ガバナンス
第6章 良いガバナンス

著者等紹介

ベビア,マーク[ベビア,マーク] [Bevir,Mark]
カリフォルニア大学バークレー校政治学教授。ロンドン生まれ。エクセター大学およびオックスフォード大学で学び、マドラス大学、ニューキャッスル大学で教鞭をとったのち、現職。専門は、政治学、歴史哲学、社会学、思想史、ガバナンス

野田牧人[ノダマキト]
翻訳家。1979年上智大学国際関係大学院修士課程修了(国際関係論修士)。1984年ジョンズ・ホプキンス大学ポール・ニッツェ高等国際問題大学院修士課程修了(国際経済学・近代化論研究修士)。現在、外交、歴史、政治経済等、主として社会科学分野の英訳・和訳に従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jackbdc

3
パブリックガバナンスの基礎について論じた本。私たちの生活には複数の階層がある。ビジネス仲間、家族親族、趣味仲間など複数の人たちと別々の階層における集団を形成している。その階層内では、政府、企業、NPOや個人等のプレイヤーが複雑に関わり合っている。これらの階層それぞれにおいて、各プレイヤーが協調的に役割を果たし合う姿が理想的なのだろう。参画・管理・生態系のあるべき姿をどのように捉えるべきかは謎のまま。初見の概念として、組織構造(人と人の結びつき方)の3分類:階層型、市場型、ネットワーク型が印象的であった。2021/07/10

Kentaro

3
ダイジェスト版からの要約 新しい理論や実践が誕生したことで、人々の関心が国家の中枢機関から逸れ、「治める」という行為そのものに移ってきた。ガバナンスとは、とにかく、ありとあらゆる「治める」というプロセスを示す言葉である。ガバナンスを理解するには、組織の三つの形式である、階層構造(ヒエラルキー)、市場、ネットワークについての理論を考察したうえで、企業であろうと、公的セクターであろうと、世界政治であろうと階層構造から市場へ、市場からネットワークへのシフトについて検討する必要がある。やはり、容易に理解し難い。2018/05/04

taming_sfc

2
ガバナンスという1990年代以降に多くの学問領域で用いられるようになったプラスチック・ワードを包括してまとめた良書。ガバナンスとは何か、組織のガバナンス、コーポレート・ガバナンス、パブリック・ガバナンス、グローバル・ガバナンス、良いガバナンス、などガバナンスという言葉の使用頻度の高い分野を網羅している。個人的には、最後に民主主義とガバナンスに触れてくれている点を評価したい。2019/04/05

mashi

0
なんでしょうね2019/12/30

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