オバマ・アメリカ・世界

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757142978
  • NDC分類 312.53
  • Cコード C3031

出版社内容情報

雇用不安、中東の紛争、ユーロ危機と問題が山積する中、オバマの行動とヴィジョンは有効だったのか。オバマ政治の全体像を見通す。

世界の注目を集めて誕生したオバマ政権も今年2012年、選挙でその評価が問われる。大規模な財政出動や脱石油エネルギーを目指す安全保障政策の大転換など、手は打たれた。
だが、内に雇用不安、外に中東の紛争、ユーロ危機と抱える問題は山積する。オバマの行動とヴィジョンは有効だったのか。現代アメリカ政治研究の立場から「オバマ政治」の全体像を見通す。

第?T部 オバマ政権誕生から始まったアメリカ/中山俊宏
 討議?T オバマ政権への期待と不安、その実情
第?U部 大統領までの道程/渡辺将人
 討議?U ホワイトハウスの内側
第?V部 中間選挙後のオバマ政権/久保文明
 討議?V オバマ政権の内政
全体討議 オバマ・アメリカ・世界

【著者紹介】
東京大学大学院法学政治学研究科教授

内容説明

何が変わったのか―「オバマの時代」の全総括。

目次

第1部(オバマが向き合う世界;オバマ政権への期待と不安、その実情)
第2部(大統領までの道程;ホワイトハウスの内側)
第3部(中間選挙後のオバマ政権;オバマ政権の内政)
補論(アラブの春、中国、ティーパーティ;東日本大震災と日米関係)

著者等紹介

久保文明[クボフミアキ]
1956年東京生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科教授。東京大学法学部卒業。法学博士(東京大学、1989年)。東京大学法学部助手、筑波大学助教授、慶應義塾大学法学部教授、コーネル大学、ジョンズホプキンズ大学・ジョージタウン大学・メリーランド大学客員研究員、パリ政治学院招聘教授などを歴任。アメリカ学会副会長。専攻はアメリカ政治、アメリカ政治史

中山俊宏[ナカヤマトシヒロ]
1967年東京生まれ。青山学院大学国際政治経済学部教授、日本国際問題研究所客員研究員。青山学院大学国際政治経済学部卒業。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科博士課程修了。国際政治学博士(青山学院大学、2001年)。ワシントン・ポスト紙極東総局記者、日本政府国連代表部専門調査員、日本国際問題研究所主任研究員、ブルッキングス研究所客員研究員、津田塾大学国際関係学科准教授等を経て、2010年4月より現職。専攻はアメリカ政治・外交、国際政治学

渡辺将人[ワタナベマサヒト]
1975年東京生まれ。北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授。シカゴ大学大学院国際関係論修士課程修了。ジャニス・シャコウスキー下院議員事務所、ヒラリー・クリントン上院選本部・大統領選ゴア陣営ニューヨーク支部を経て、テレビ東京入社。報道局「ワールドビジネスサテライト」、政治部記者として官邸、外務省、国会担当。コロンビア大学・ジョージワシントン大学客員研究員を経て2010年より現職。専攻はアメリカ政治・外交(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かじやん0514

2
この本の著者は久保文明を筆頭に、みな外務省寄りである。すぐ読めてしまったのだが、ここまでアメリカに忖度する必要あるんかい、という感じ。あと、特徴的な政治運動としてティーパーティーばかり取り上げすぎ。2013/09/02

takao

1
ふむ2019/12/25

koyasho

1
時事的な内容を扱っている本なので、今読むと古い記述は多い。ただ、オバマの政治的な立ち位置についての記述は興味深かった。2017/08/13

K

1
研究報告と鼎談で構成されていて、話し言葉なので読みやすい。オバマさんが大統領になるまでの過程や政権運営上の根本的な姿勢などが解説されている。昨日からのテロ対策会議で、若者の過激化を防ぐためのコミュニティ強化みたいな案を提起していたのは、この本で指摘されていたオバマさんとその周辺の理想主義の現れなのかと感じた。2014中間選挙での惨敗とその後のレームダック概念に抵抗するかのごときある意味での強硬化についても、ぜひ鼎談してまとめてほしい。2015/02/19

Haruka Fukuhara

0
読み返していたら思いの外、示唆の多い本で興味深く感じた。3人の先生がそれぞれテーマについて報告し、それについて3人で座談のようなものをしたのをまとめた本のようで、本音が伝わってくるようで面白い。本が出たのが2012年、オバマ政権が終焉を迎えた今の段階で、再びこのような企画がなされたら興味深いのではないかと思う。2017/01/22

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