それでも、家族は続く―カウンセリングの現場で考える

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それでも、家族は続く―カウンセリングの現場で考える

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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757142947
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0011

出版社内容情報

いま、日本の家族に何が起きているのか?様々な家族の悩みに向き合い続けてきた著者による、家族問題・カウンセリング論の集大成。

ベテランカウンセラーによる〈現代の家族への提言〉。

いま、日本の家族に何が起きているのか? その対処法とはいかなるものか? 日本経済の減速や社会の変容は、この国の家族の問題に大きな変化をもたらした。日本のカウンセラーの草分け的存在として、さまざまな家族の悩みに向き合い続けてきた著者による、家族問題・カウンセリング論の集大成。

1.カウンセリングの現場から
2.カウンセリングと家族
3.「女」と家族
4.依存症とケア
5.母と娘の物語(対談 上野千鶴子×信田さよ子)

【著者紹介】
信田さよ子(のぶた・さよこ):臨床心理士。原宿カウンセリングセンター所長。お茶の水大学大学院修士課程修了。駒木野病院勤務、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室室長をへて、1995年、原宿カウンセリングセンターを設立。アルコール依存症、摂食障害、DVなどに悩む本人や家族へのカウンセリングを行う。著書に『アダルト・チルドレンという物語』(文春文庫)、『家族収容所』(講談社)、『母が重くてたまらない』『さよなら、お母さん』(ともに春秋社)、『父親再生』(NTT出版)などがある。

内容説明

少子高齢化や経済停滞などの社会の変容は、この国の家族に何をもたらしたのか。人気ベテランカウンセラーによる“現代の家族への提言”。

目次

1 カウンセリングの現場から(それでも、家族は続く)
2 カウンセリングと家族(治療技法としての親子面接;叱ることをめぐる意識のずれ;3.11を契機に「被害」について考える;開業心理臨床の現場からクライエントを通して見えてくるもの)
3 「女」と家族(母と娘の関係―被害者性をめぐって;女性は怒りをどう扱うか;家族をめぐる性と心―セックスレスという問題をめぐって)
4 依存症とケア(「生存戦略」としての依存症;訪れる痛みと与える痛み;専門家は当事者から何を学ぶか)
5 母と娘の物語(スライム母と墓守娘―道なき道ゆく女たち(上野千鶴子;信田さよ子))

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katoyann

21
アディクションやDVの事例から家族の権力関係を考察した本。自立に関して悩む子とその親というクライエントの主訴を取り上げて、当事者が「自己肯定感の高め方や息子の育て直したといった個人化・心理学化された方法やスキルの獲得」(21頁)に問題解決の糸口を探ろうとする傾向があると指摘し、実はその背景にDVが潜んでいるという主訴の変化を導くカウンセリングについて紹介している。凡そ家族問題の背景には、夫に圧倒的な権力が集中するという勾配関係があるとする。それに付随して母の愛情による子の支配がある。中々に辛い話である。2023/02/09

カッパ

14
図書館で借りて読んでみたんだった。家族の中でおこっていること。社会や家族という文脈のなかでみてみるとみえることってある。アディクションの世界で養われた信田さんの視点ははっと気づくとともにするどい。娘は耐久消費財なんていネーミングだ。巻末の上野さんとのやりとりは意見の違いが明確で面白いので一見の価値あり!2019/03/24

こはる

5
信田さよ子さんのレポ2作目。他の章と比べると最後の上野さんとの対談だけ異質な感じでした。悪い意味ではなく、お二人の人間性や研究対象への視点の違いが見事に浮き彫りになっていて、とても面白かったです。そして、お二人の言葉が結構辛らつでした(笑)。対談のインパクトが凄くてそれまでの章の印象が一気に薄くなってしまいましたが、そちらはそちらで様々な「依存」にカテゴライズされる対象の解説、そしてそれら対象との信田さんの関わり方などが分かりやすく述べられていて非常に興味深く読み進められました。2022/03/02

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

4
家族とは言いながら、メインは母と子(娘)との関係。産めよ増やせよ銃後の母としての専業主婦を量産するために、ロマンチックラブイデオロギーははずせないものだったのだろう。それに騙されてしまった人が行き詰まっているのが今の家庭が抱える諸問題の原因になっているのでは。ああ、つくづくシステムってのは女を幸せにしないもんなのだなあ、とうんざり。産む性というのはもっと大事にされていいんじゃないのか、社会のシステム的にさ。カウンセリングのやり方として自分のやってることは正しい、と思わせてもらえたので、心がぶれたら読み返す2012/08/30

ripurou

3
やっぱり家族は難しいなぁ。というより当たり前と思ってることが、当たり前でない現実が沢山ある。母と娘は特に自分の目の前にも難しそうな人たちが沢山いるので、こういう本を読んでしまう。どうできる、って訳でもないけど。 最後の上野センセとの対談が、なかなか切れ味鋭くって、やられました。2012/08/23

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