出版社内容情報
21世紀の世界秩序
巨大な人口と国土をもち、屈辱の時代を経て、いま中国は西洋近代や日本とは違う形で急速な発展を遂げている。西洋近代の国民国家ではなく、古来の文明国家としての中国が世界に君臨するとき、世界秩序はこれまでの歴史にはなかった姿で再編される!
1 盟主の交代
第1部 西洋世界の終焉
2 西洋の興隆
3 日本――西洋的ではない近代
4 中国の屈辱
5 競い合う近代
第2部 中国の時代
6 経済大国としての中国
7 文明国家
8 中華思想
【著者紹介】
1945年生まれ。ロンドン大学LSEフェロー、中国人民大学客員教授。
内容説明
中国は文明国家として世界を覆い始める。これは中国脅威論でも中国礼賛論でもない。中国は西洋近代が生み出した国民国家ではなく、悠久の時間が醸成した文明国家である。
目次
盟主の交代
第1部 西洋世界の終焉(西洋の興隆;日本―西洋的ではない近代;中国の屈辱;競い合う近代)
第2部 中国の時代(経済大国としての中国;文明国家;中華思想)
著者等紹介
ジェイクス,マーティン[ジェイクス,マーティン] [Jacques,Martin]
1945年生まれ。マンチェスター大学卒業。ケンブリッジ大学で博士号取得。イギリス共産党機関誌『Marxism Today』の編集長を務めたのち、現在は世界各国の新聞・雑誌のコラムニストとして活躍。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの客員研究員を経て、ケンブリッジ大学政治・国際関係研究学部と清華大学の客員研究員
松下幸子[マツシタサチコ]
津田塾大学国際関係学科卒業。英日・中日の翻訳家。北京市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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