自分で考える本―情報から創造へ

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  • サイズ A5判/ページ数 179p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784757142145
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0034

内容説明

思想をつくるとは、どういうことか。情報学の哲学的考察を背景に、「思考」の道具論に始まり、「表現の幸福」へと至る明瞭な方法を提示した、21世紀の知的生産論。

目次

第1部 読書とその周辺(ストレスの統御;本を読むときのスタンス;三色ボールペン読書法から学ぶ)
第2部 思考から「表現の幸福」へ(パーソナルなデータベースというもの;ハイパーテクスト再考;散文という身体;編集・発想・創造)
第3部 考えるレッスンのために―読書案内の試み

著者等紹介

米山優[ヨネヤママサル]
1952年東京生まれ。1982年東京大学大学院人文科学研究科単位取得退学。現在、名古屋大学大学院情報科学研究科教授。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひか

0
先生のデータベースはとても便利そうだけど、自分で作るとなるとできないだろうなといつも思う。論文を書く、本を読む、そんな時に思考を止めずにしていきたい。紹介されている本に関しては一度読んでみようと思った。2014/11/25

magennu

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とっても読みやすかったし、そこに、自分の仕事に誠実に向かい合っている様子がにじみ出ていてすてきでした。思考するための、いろいろな具体的な方法やアイディアも詰まっていました。2013/03/04

SnowFlakeShow

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主に読書に関する本.膨大な読書量に耐えうる情報整理の工夫を具体的に紹介している.マーキング読書法やカード法,さらには電子機器を用いた方法も.また,著者自身の哲学研究と関連した読書論もちりばめられている.書かれていること全てを深く読み解くには至らなかったが,読書について考えるきっかけになった.2010/12/01

ぺっぺ

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非常に読みやすい。前半は思考の道具について、後半は思考の方法について、という感じ。中身が役立つことはもちろん、文体がとても丁寧で、誠実さが感じられて好感を持てた。ちょっと引用が多すぎるような気もする。アランを読んでみたくなった。2009/08/07

きぬりん

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当初こそ現代版『知的生産の技術』といった趣で、アウトプットの産出を念頭に置いた場合の本の読み方について、実用的なティップス(GTD、三色ボールペン、京大型カードの著者なりの改良)が開陳される。では、そのコード化されたバラバラの情報をどのように活用し、アウトプットへと昇華させるのか。その基本路線はKJ法の改良と見受けられるものであるが、その基礎づけのために本書中盤からは、ハイパーテクスト論・散文芸術論といった哲学的情報学が大々的に展開され、途端に難しくなる。「大上段に振りかぶる」のを避けるはずだったのでは…2024/03/13

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