誰がオバマを大統領に選んだのか

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誰がオバマを大統領に選んだのか

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757142114
  • NDC分類 314.895
  • Cコード C0030

出版社内容情報

今回の選挙でアメリカ国民は何を選択したのか。
オバマ・マケイン・ヒラリーをめぐる「文化戦争」の背景と帰結を探る。

内容説明

WASPは黒人大統領に国家の「未来」を託した。二〇〇八年アメリカ大統領選挙で繰り広げられた「文化戦争」の帰結が意味することとは。

目次

平等で孤立した白人男性、不平等で団結した黒人・女性
第1部 「オバマVSヒラリー」を歴史的文脈で読む(WASP文化最良の遺産「タウンシップ」;オバマは「都心スラム」と「タウンシップ」をどう両取りしたか;女性大統領候補に立ちはだかった壁;「マジック・ブラック」となったオバマ)
第2部 七つの地域文化圏とWASP文化遺産(地域文化圏からみたアメリカ;大統領最多生産地帯「高地南部文化圏」;「高地南部」がもたらした国家の空洞化;キリスト教右翼の変容とオバマの浸透)
第3部 「オバマVSマケイン」とWASP文化遺産(両陣営による「高地南部」争奪戦;政治的人間としてのオバマとマケイン)
ついに黒人大統領を救世主と仰いだアメリカ

著者等紹介

越智道雄[オチミチオ]
1936年今治市生まれ。明治大学名誉教授。日本翻訳家協会評議員。英語圏新世界諸国比較文化論。「政治は文化、文化は政治」の視点からウェブ・マガジン「ワシントン回廊」(時事通信社Janet編集部)にアメリカの現状を切る連載「US政経―文化相関マップ」を執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Kentaro

1
ダイジェスト版からの要約 民主主義の等式は、言うまでもなくデモクラシー=平等+自由競争である。平等が基本的人権や福祉や社会保障、自由競争が格差を是認する点では民主主義のエンジンであり、今日のグローバリズムへと行き着く。オバマの父親はケニア人の文化人類学者、母親は極めてリベラルな南部白人の文化人類学者。地質学者のインドネシア人と再婚したその母親と別れて、母方の祖父母(むろん白人)にハワイで育てられたオバマの広やかな背景が、今日の彼の悠揚迫らぬ安定感を育んだ。彼はいわば外側からアメリカ黒人になろうとしたのだ。2018/07/18

ハヤブサの竜

0
深い。圧倒される。ラッシュ・リンボーについてここまで書いた本てないんじゃないかな2014/04/10

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