内容説明
テクノロジーは、私たちをどこに連れて行くのだろうか。私たちは、どのように変容するのだろう。サイボーグであるとは、何を意味するのか。人間であるとは、どのような意味なのだろう?人間と物とのあいだを浮遊するポスト・ヒューマンの哲学。
目次
第1章 浸透しつつあるサイボーグ(日常のテクノロジー風景;デジタル・テクノロジーの構造分析、そしてサイボーグ化へ)
第2章 ブレイン‐マシン・インターフェイスとナノテクノロジー(ブレイン‐マシン・インターフェイス;ナノテクノロジーとサイボーグ)
第3章 サイボーグと『攻殻機動隊』(『攻殻機動隊』;「ゴースト」)
サイボーグは永遠に生きるのか。―森博嗣『スカイ・クロラ』をめぐって(不死と再生;『スカイ・クロラ』と再生するキルドレたち)
第5章 サイボーグの心(ハーバーマスの『人間の将来とバイオエシックス』;サイボーグの心)
著者等紹介
高橋透[タカハシトオル]
東京都に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻満期退学。現在、早稲田大学文化構想学部教授。専攻は、表象・メディア論、とくにサイボーグ論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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