チョムスキー、アメリカを叱る

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  • サイズ B6判/ページ数 215,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757141841
  • NDC分類 319.53
  • Cコード C0036

内容説明

この国はどこへ向かおうとしているのか?中東危機、中南米政策、メディア問題、地球温暖化…。「世界の良心」が大国アメリカの行方を占う。

目次

1章 思い通りにことを運ぶ
2章 レバノンと中東危機
3章 ラテンアメリカの反乱
4章 アメリカと解放の神学
5章 枠付けされた思考
6章 侵略と回避
7章 現代のさまざまな脅威
8章 私たちにできること

著者等紹介

チョムスキー,ノーム[チョムスキー,ノーム][Chomsky,Noam]
1928年、米国フィラデルフィア生まれ。マサチューセッツ工科大学教授。言語学者・思想家。『文法の構造』(Syntactic Structures,1957)で提唱した生成文法理論は言語学のみならず心理学、哲学、認知科学等の分野にも多大な影響を与えた。1988年、認知科学分野への貢献により京都賞受賞

バーサミアン,デヴィッド[バーサミアン,デヴィッド][Barsamian,David]
米国コロラド州在住。独立系ラジオ局「オルタナティヴ・ラジオ」のプロデューサー。チョムスキーやサイードのインタヴューを手がける

伊藤茂[イトウシゲル]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

2
言語学者チョムスキーへのインタビュー集。口頭であるが故に他の彼の著書より遥かに文章が平易で読み易く、しかし内容はアメリカの軍事外交に対する怒りに満ち溢れている。彼が言うには、アメリカの考える「世界秩序」は、大統領(特に書かれた時期のブッシュ二世)の単独行動と、それを無批判に支援するマスメディアと大衆によって形成される。そこには思考することを許さない、絶対服従の精神が読みとれる。そこで、アメリカに虐げられてきた中東や南米からアメリカを逆説的に観察することで(ネットで容易になった)、アプローチを試みる。2011/04/03

La Principita

1
米国の外交戦略を始め、背後にある経済界、マスコミの論調…すべてが絡んだ構造と歴史に培われた巨大で複雑な力が世界の隅々にまで影響を及ぼしていると思うと気が遠くなる。 反米路線を打ち出す中南米、民主化運動の広がる北アフリカ・中東、と世界には変化の兆しはあるもののやはり米国が変わらなければ。このインタビューはオバマ前だが、オバマ政権での変化(あるのか、ないのか?)については、チョムスキーはどう見ているのだろう。2011/06/24

tooka

1
地球上の土地全てが「おらのもの」で「関係あるもの」だから口を出すし手も出す。アメリカ人のあらゆる権利の存在は前提に組み込まれており、その有無(自分に語る資格があるのかないのか)は顧みられることがない。しかし一方でエヴァが人気を得る(社会へのコミットに疑問を持つ)側面もアメリカ社会には存在するわけで。2010/02/06

おとしん

1
無知は罪だ。レバノンのこと、イラクやイランの問題など「知ってるつもり」で自分の無知を平気でさらけ出していたことをつきつけられてしまった。「勉強しなければ」と心から思った。2009/08/18

yooou

1
☆☆☆☆★2009/04/15

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