現代マンガの冒険者たち―大友克洋からオノ・ナツメまで

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 401p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757141773
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

内容説明

マンガはどのように進化してきたのか?あの作家のどこがすごいのか?マンガをもっと楽しむためのガイドブック。

目次

第1章 ビジュアルの変革者たち(井上雄彦という「現代のカリスマ」;大友克洋「以前/以後」 ほか)
第2章 「Jコミック」の正体(岡崎京子「刹那と永遠の狭間で」;よしもとよしともの「誠実と怠惰」 ほか)
第3章 「ギャグ」に生き「ギャグ」に死す!(吾妻ひでおの「深い穴」;江口寿史と鴨川つばめ「ポップギャグ」と「逃走論」 ほか)
第4章 「物語の力」を信じる者たち(浦沢直樹の「密かな企み」;諸星大二郎と星野之宣の「奇想」 ほか)
第5章 「少女」は成長して「女」になる、か(くらもちふさこと槇村さとるの「約束の地」;吉田まゆみと吉田秋生が描く「リアル」 ほか)

著者等紹介

南信長[ミナミノブナガ]
1964年大阪生まれ。マンガ解説者。「朝日新聞」「アサヒ芸能」「サーカス」など各紙誌でマンガ解説執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山口透析鉄

30
現代日本のまんがを形作ってきたレジェンド、巨匠というよりは、まさに今、旬で紹介したいという漫画家さんの列伝で、章ごとに一覧で大まかな枠を示し、十二分にメジャーな作者は簡単に触れるにとどめ、著者が推したい作者を中心に書かれていますね。 古書で購入して読んで、著者には葉書でファンレターを出しました。 内容はやや古くなっているところもあるかもしれませんが、改訂版、まだ出さなくても良いくらいには有益な本ですね。オススメですよ。2020/11/07

booklight

27
【拾い読み】マンガ評論って、面白くない。理由の一つは現代評論になってしまい、その評論自体が面白くないからだ。マンガは面白いのに。でも、この本にはマンガ愛があり、マンガが中心に据えられ、漫画の魅力を邪魔しないように尊敬をもって語られているせいか、面白い。『大友克洋からオノ・ナツメまで』とあるように、60~70年代に軽く触れながら80~00年代がメイン(08年出版)。個人的にはほぼど真ん中で、「そうそう」と思いながら読む、ガイドブックの楽しみを得られた。参考文献50冊、作家索引500名、ジャンル別の系譜あり。2019/10/20

てながあしなが

7
マンガ好きの同期におすすめしてもらって読んだ。すごくよかった。マンガの分析を、テーマごとに時系列順にみていく。自分の世代じゃないというのもあるのだが、著者の熱のこもったマンガ家も全然知らなくて、まだまだ世の中には面白い漫画があることをうれしく思った。ただ、もっと知ってるマンガ家に関する文章を読んでみたいので、ぜひ第二弾で現代マンガ家を紹介してもらいたいなぁ。2018/06/13

seichan

5
90年代以降のデビューはきちんと読んでいなかったので、読みたくなる作家が多々いたのが大収穫。絵柄の影響に重点をおいて紹介していたのは、過去のマンガ評論とかぶらなくて良い。こういう現在形のマンガ評論はたくさん出て欲しい。2012/01/31

とんび

4
漫画読みが好きそうな漫画(ドメジャーは少なめ、オタクや幼年向け漫画がほぼない)を中心にしてるので、漫画界全体を俯瞰するという内容ではないが、漫画読み的には内容に納得かな。次に読みたい漫画(作家)のカタログになってる…大抵既に読んでるけど。オタク向け漫画をこのくらいしっかり書いてある本を読みたいね。2013/03/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1020
  • ご注意事項