和力―日本を象る

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和力―日本を象る

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757141735
  • NDC分類 704
  • Cコード C0070

出版社内容情報

日本の美を表徴する28のテーマを選りすぐり、古さと新しさを併せ持つ日本文化の特質について、その発想の原点を探る。

内容説明

日本人のデザイン感覚はどこから生まれてきたのか?類稀な美意識の真髄に迫る24の目くるめく“日本のかたち”の物語。

目次

篭(ろっかく)
×(バツ)
似(にている)
方(ほう)
律(リズム)
字(かな)
蔓(からくさ)
紙(かみ)
余(よはく)
包(つつむ)
月(つき)
波(なみ)
施(らせん)
結(むすぶ)
丸(まる)
格(こうし)
起(てりむくり)
朱(あか)
軸(アシンメトリー)
鱗(さんかく)
象(ミニチュア)
素(しろ)
比(ひ)
縞(ストライプ)

著者等紹介

松田行正[マツダユキマサ]
グラフィックデザイナー。牛若丸主宰。1948年生まれ。書籍・雑誌のデザインを中心に活躍する。せんだいメディアテークなどの建築のサイン・デザインも手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

非日常口

16
和のデザインの教科書的というかインデックス集に近い。この本で興味のある象徴を自身で一層深堀りしていくのに良い。和洋の対比も含めて、日本の見立てや類比、間や余白、聖俗と宗教観、唐風のものを和風にアレンジしていく雰囲気。そういうものが伝わってくる。風にゆられる木々がトリミングする背景はゆらぐ点景となり、見えないと見えるの境界を紛らかす。格子や簾、縁側や座の文化。波の輪郭を抜き出し、ダビデと亀甲の呪力を包む皺と縞と蛇状曲線。土俵の力士は大樹のごとき陰陽の注連縄をまとう。 2014/07/15

ヌヌンヌ

1
幾つかの漢字をキーワードに日本文化の原型を考察したもの。実例を中心とした「和的」とは異なり、広く浅く、言葉の意味そのものに焦点を当てている。 主なポイントは「見立て(記号化)」と「間(空間観)」。とりわけ「間」に関するアプローチが多かったように思う。 文化の原型を探っていくと見立てというj行為に行き着く。日本ではそこから空間的感覚を磨き、二者の中間、そこにある揺らぎに価値を見出し重んじてきた。そうした独自の特徴を海外の事例を交えつつ、わかりやすく要点を押さえていたと思います。面白かった(゜゜)2014/01/29

nizimasu

1
日本人が「和』を感じるとき、どのようなデザインなり意匠があるか、なんてテーマで綴られた本。これが実は、デザインを考える上でのスゴく参考になる。実は日本人はこの微妙な形の数々から意味を読み取っているのだから。そしてこの本はそんな潜在的な日本人の心の気分をうまくすくいとる。思わぬ収穫2013/05/04

テキィ

1
おもしろかったなぁ。これ手元においておきたいよ。2009/02/14

qwel21

1
日本文化について知識を深める上で、様々な観点がありとても役に立ちます。2008/05/14

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