内容説明
ヨーゼフ二世の皇帝戴冠から第一次世界大戦まで、ヨーゼフ主義、リベラリズム、近代化を手掛かりにその進展過程を丹念に辿り、近代国家が内包する宿命の本質に迫る。最新の研究成果を総覧した新しい歴史解釈。挫折した「近代国家」150年の実像。
目次
第1部 王朝的帝国―一七六五‐一八六七年(ハプスブルク君主国の基礎;ヨーゼフ二世とその遺産;メッテルニヒのオーストリア―外では犠牲多き勝利、内には社会不安;リベラリズムとナショナリズム ほか)
第2部 立憲君主制―一八六七‐一九一八年(リベラリズム;経済、一八六七‐一九一四年;社会と社会運動;ナショナリズム ほか)
著者等紹介
オーキー,ロビン[オーキー,ロビン][Okey,Robin]
1942年イギリス生まれ。ウォーリック大学歴史学部名誉教授
三方洋子[ミカタヨウコ]
1953年生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。ノンフィクションを中心に翻訳を手掛ける
山之内克子[ヤマノウチヨシコ]
1963年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科西洋史学専修博士後期課程単位取得満期退学、ウィーン大学精神科学部経済社会史学科博士課程修了。神戸市外国語大学教授。西洋史学専攻
秋山晋吾[アキヤマシンゴ]
1971年生まれ。千葉大学大学院社会文化科学研究科修了。一橋大学大学院社会学研究科准教授。東欧史学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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