EUは危機を超えられるか―統合と分裂の相克

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  • サイズ A5判/ページ数 369p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757123601
  • NDC分類 333.7
  • Cコード C0033

出版社内容情報

今、EU問題で考えるべきことは何か?英国のEU離脱後、分裂の危機を深めるEU。ユーロ危機、難民問題など様々な問題にどう対処していくのか。大戦の反省を踏まえて出発したEUという壮大な試みの前途を予測するべく、EU問題のエキスパートが総結集して徹底的に分析する。

序論 試練の大欧州
第1部 分裂か再統合か
第1章 EU離脱で英国はどこに向かうのか(吉田健一郎)
第2章 未曽有の難民危機に揺れるEU(平石隆司)
第3章 反EU気運は広がるか?(吉田健一郎)
第4章 ドイツの独り勝ちは続くのか(平石隆司)
第2部 ユーロ危機を超えて
第5章 ユーロ危機は終わったか(林秀毅)
第6章 ギリシャ危機はなぜ終わらないのか(伊藤さゆり)
第7章 ユーロの構造問題とは何か(夏村徳彦)
第8章 危機克服の立役者ECBに差す影(田中理)
第9章 銀行同盟と欧州金融システムの安定性(勝悦子)
第10章 雇用の構造不安は解消するか(伊藤さゆり)
第3部 世界のなかのEU――グローバル・アクターとして
第11章 EUと中東危機(脇祐三)
第12章 ウクライナの政変とクリミア編入(田中理)
第13章 中国との連携は新局面に(林秀毅)
第14章 日欧経済連携の可能性(塚本弘)
第15章 第4次産業革命を先導(廣澤孝夫)

岡部直明[オカベ ナオアキ]
1947年高知生まれ。明治大学国際総合研究所フェロー。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業後、日本経済新聞入社。東京本社編集局産業部、経済部記者等を経て、1983年ブリュッセル特派員、ニューヨーク支局長、経済部次長、取締役論説主幹、2012年から明治大学国際総合研究所顧問・フェロー。『ドルへの挑戦』『主役なき世界』(以上、日本経済新聞出版社刊)

EU研究会[イーユーケンキュウカイ]
明治大学国際総合研究所が2013年に立ち上げた研究プロジェクト(リーダー:岡部直明)。すでに20回を数え、田中俊郎等、一流専門家を招き議論を行う。本書のプロジェクトでは、伊藤さゆりや吉田健一郎等の気鋭の民間エコノミストが、EU問題を類書よりも深く分析する。また脇祐三(日経新聞コラムニスト)が中東問題との関係を論じ、EU問題の視野を広げる。

内容説明

「現場」を知るプロフェッショナルが多面的に考察する。

目次

試練の大欧州
第1部 分裂か再統合か(EU離脱で英国はどこに向かうのか;難民問題に揺れるEU;広がる反EU気運―高まる政治リスク;なぜドイツが一人勝ちし続けるのか)
第2部 ユーロ危機を超えて(ユーロ危機は終わったか―新たな制度構築の可能性;ギリシャ危機はなぜ終わらないのか;ユーロの構造問題とは何か;雇用の構造不安は解消するのか;ECBはユーロの救世主になれるのか;銀行同盟で金融危機は回避できるか)
第3部 世界のなかのEU(中東危機の影―EUと中東;ウクライナ危機とEU;EUと中国―重層的な関係に向けて;日欧経済連携の可能性―EUのグローバル戦略;第4次産業革命を先導)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

お抹茶

1
反EU,ユーロ危機,国際政治を解説。英国EU残留派の「英国は欧州の中で,より強く安全でより暮らしやすい」という理由は離脱派キャンペーンに比べて届きにくい。英国が持つ金融業という強みで,規制緩和や自由貿易を推進すれば,ブレグジット後の活路を見出せる可能性はある。ドイツなどのコア国から高インフレ率の周縁国への投資が起こり,周縁国は競争力が低下しても民間投資が増えて,一時期は双方とも良かった。ドイツの独り勝ちや官僚機構の肥大化もEUの問題。2019/11/13

katashin86

0
2016年10月、Brexitの衝撃覚めやらぬ中での出版された本。1年を経てまだ情勢は変わってきたものの、「EUの目的が政治から次第に経済に移っていった」中での金融システム危機、「ドイツ独り勝ちは実は『フランス問題』」といわれるドイツ一国優位の状況がすぐに変わるわけではなく、欧州の今、とくにその課題を知るのによくまとまった内容。 EU・欧州統合はもはや甘い夢ではなくなり、その真価が今試されている、ということだろうか。2017/08/09

KJ.O

0
EUは、二つの大戦の反省から、戦争の火種を無くすため、資源の共同管理を目的としたヨーロッパ石炭鉄鋼共同体に始まる。今、起きている債務・金融危機などは、統合が半ばであるが故のものだ。単一通貨ユーロを導入して金融政策を統合しているにも関わらず、財政政策が域内各国の主権に留まる矛盾から生じている。経済・金融統合を深化させるとともに、財政統合、政治統合に着実に取り組むことで矛盾が解消されていくと思う。英国のEU離脱など揺り戻しは当然起こりうるものだが、統合の営みを止めるのは、平和の追求を放棄すること同じだと思う。2017/01/02

templecity

0
EUの矛盾点を指摘しての今後のあり方など記載 2017/08/19

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