自然資本入門―国、自治体、企業の挑戦

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  • サイズ A5判/ページ数 268p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784757123519
  • NDC分類 519.13
  • Cコード C0034

出版社内容情報

企業経営に必要な「自然資本」とは?

自然資本の喪失につながる企業活動をしていると、ブランドイメージを損なうだけでなく、投資家からも投資リスクの高い企業と見なされることにつながる。自然環境保護の観点だけでなく、今後の企業経営のあり方を考えるうえでも必読の1冊。自然資本という概念の重要性と、自然資本が企業経営にどのように結びつくのかを解説する。

※自然資本とは:水、土壌、大気、植物、動物など、人間社会の持続的な 発展に必要不可欠な要素。

序 なぜ自然資本に関する議論が高まってきたか       鎗目雅
第1章 国家と自然資本
 1.1 自然資本国民会計についての国際機関の取り組み  佐藤正弘
 1.2 グローバル経済下の自然資本利用            佐藤正弘
 1.3 UNEPFIの「自然資本」への取り組み           野村香織
 1.4 日本政府による取り組み                  笹渕紘平
第2章 企業と自然資本
 2.1 企業経営と自然資本とのかかわり            後藤文昭
 2.2 企業情報開示と自然資本                 寺田良二
 2.3 自然資本に関する企業情報開示の事例        寺田良二
 2.4 企業に広がる「自然資本経営」              藤田香
 2.5 日本企業の取り組み事例                 杉本信幸
第3章 自然資本の評価
 3.1 自然資本の評価手法(定量評価)            阿部和彦
 3.2 土地利用の自然資本評価                服部徹
第4章 金融と自然資本
 4.1 金融と自然資本                      足達英一郎
 4.2 投資と自然資本                      金井司
 4.3 自然資本評価型環境格付融資             後藤文昭
第5章 日本の取り組みと課題
 5.1 自然資本を厚くする「グリーンインフラ」         関健志・青木進
 5.2 日本社会が抱える土地制度の課題           吉原祥子
 5.3 自治体と自然資本                     春日隆司

【著者紹介】
自然資本の維持、保全、持続可能な利用の取り組みを推進するためには自然資本の定量的評価、とりわけ経済的評価の知見を得る必要性が生じて、2013年4月に立ち上がる。会長は鎗目雅(やりめ・まさる)東京大学公共政策大学院特任准教授。

内容説明

自然資本概念を組み入れた新たな経済活動が始まる。自然資本とは、水、土壌、大気、動植物などを指す。自然資本の喪失につながる企業活動はブランドイメージを損なうだけではなく、投資リスクの高い企業と見なされる。自然資本を数量的に評価する企業経営のための必読書。

目次

序章 なぜ自然資本に関する議論が高まってきたか
第1章 国家と自然資本
第2章 企業と自然資本
第3章 自然資本の評価
第4章 金融と自然資本
第5章 日本の取り組みと課題

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

24
自然資本:水、土壌、大気、植物、動物から成り立ち、社会が持続発展していくために必要不可欠な要素(ⅲ頁)。ならば、放射能は自然資本を破壊する、自然資本とは真逆の外部不経済と言えるだろう。寺田良二公認会計士によると、自然資本とは、UNEP FIが提唱する、自然資本宣言で、地球の自然財産から成り、それらに起因する生態系サービスによって人間の生活は成り立っているという2016/01/24

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