DEMO―企業活動の骨格を可視化するモデリング方法論

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  • サイズ A5判/ページ数 302p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757123427
  • NDC分類 336.17
  • Cコード C3034

出版社内容情報

企業活動にX線を当て、その本質を抜き出す新たな手法

ビジネスプロセスモデリングの手法は「仕事」のつながりからのアプローチが一般的だが、本書では〈DEMO(Design and Engineering Methodology for Organizations)〉という「人」のつながりに注目した新たな手法を紹介する。
DEMOは、ビジネスアーキテクチャをモデル化することにより、対象となる組織の概念体系を明らかにする方法論であり、その長所はいわば企業活動にX線を当てて得られる骨格部分を抽出するところにある。

はじめに

第?T部 導入編
第1章 ビジネスプロセスのモデリング
1.1 ビジネスをプロセスとして見る
1.2 ビジネスプロセスのモデル化
1.3 ワークフロー的観点
1.4 調整的観点
1.5 2つの観点の比較
第2章 DEMO概論
2.1 DEMOの概要
2.2 DEMOのモデル
2.3 DEMOの有効性を示す3つの適用事例
2.4 本書で用いる例題
2.5 練習問題

第?U部 理論編
第3章 構成モデル(相互作用モデル)
3.1 ビジネスでの本質的な仕事を見極める
3.2 生産行為と調整行為
3.3 トランザクション
3.4 相互作用――システムとしての認識
3.5 練習問題
第4章 プロセスモデル
4.1 意図
4.2 標準トランザクションパタン
4.3 4つのキャンセルパタン:要求,約束,宣言,受理の取り消し
4.4 完全なトランザクションパタン
4.5 プロセス構造図
4.6 トランザクションプロセス図
4.7 大岡山テニス倶楽部のプロセス構造図
4.8 練習問題
第5章 アクションモデル,ファクトモデル,構成モデル(相互束縛モデル)
5.1 アクションルールの一般形
5.2 例
5.3 権限とその委譲
5.4 ファクトモデル
5.5 構成モデル(相互束縛部分)
5.6 練習問題
第6章 DEMOによるモデル化の手順
6.1 RACの業務
6.2 構成モデル
6.3 ファクトモデル(第1版)と構成モデルの補足
6.4 アクションモデル(第1版)
6.5 プロセスモデル
6.6 アクションモデル(第2版)とプロセスモデルの補足
6.7 ファクトモデル(第2版)

第?V部 実践編
第7章 As-IsとTo-Beの比較─番号導入によるリデザイン
7.1 番号制度
7.2 番号導入による行政サービスのデザインの変化
7.3 番号導入による企業年金のデザインの変化
7.4 DEMO構成モデルに基づくデザイン改革の方針
第8章 DEMOによる組織間の業務比較
8.1 DEMOモデルを用いた災害復興組織の業務比較
8.2 DEMOモデルを用いた居宅介護業務に関する各国比較
8.3 構成モデルの比較について
第9章 業務改善にDEMOをどう活かすか
9.1 DEMOモデルを用いた業務改善の提案─-NTTファイナンスの事例から
9.2 DEMOモデルを用いた企業活動の鳥瞰図
第10章 シミュレーションによる業務改善
10.1 シミュレーションとは
10.2 ブォーノ・ピザにおける業務の実際(詳細版)
10.3 ブォーノ・ピザ業務のシミュレーションモデル
10.4 ブォーノ・ピザ業務のシミュレーション結果と分析
10.5 業務改善へのシミュレーションの利用

付録
1 赤い庭の小人はいない
2 用語解説
3 練習問題の解答と解説

参考文献
索引

【著者紹介】
1954年生まれ。東京工業大学大学院社会理工学研究科教授。著書に『成功に導くシステム統合の論点』(日科技連出版社)などが、共著書に『CIO学』(東京大学出版会)などがある。

内容説明

ビジネスアーキテクチャをモデル化することで企業活動の本質を明らかにする新しい方法論、DEMO(Design and Engineering Methodology for Organizations)を詳細に解説。「ひと」のつながりに注目したビジネスプロセスモデリング。

目次

第1部 導入編(ビジネスプロセスのモデリング;DEMO概論)
第2部 理論編(構成モデル(相互作用モデル)
プロセスモデル
アクションモデル、ファクトモデル、構成モデル(相互束縛モデル)
DEMOによるモデル化の手順)
第3部 実践編(As‐IsとTo‐Beの比較―番号導入によるリデザイン;DEMOによる組織間の業務比較;業務改善にDEMOをどう活かすか;シミュレーションによる業務改善)

著者等紹介

飯島淳一[イイジマジュンイチ]
東京工業大学・大学院社会理工学研究科経営工学専攻教授、社会人教育院長。システム理論をベースにICTのビジネスにおける効率的・効果的利活用を研究分野としており、エンタープライズオントロジー、モバイルソリューション、IT活用力成熟度評価などが主な研究テーマ。(一社)経営情報学会元会長。(一社)日本BPM協会副会長。IT戦略本部電子行政に関するタスクフォース臨時構成員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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