城壁なき都市文明―日本の世紀が始まる

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城壁なき都市文明―日本の世紀が始まる

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  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757123366
  • NDC分類 209
  • Cコード C0033

出版社内容情報

なぜ「城壁なき都市」は強いのか?!

経済覇権を握る国の共通点は、城壁がない都市を持つことである。西洋に典型的な城塞都市はなぜ覇権を握れないのか。実はアムステルダム・ロンドンは「城壁がない」から成長できた。では、アメリカや中国は?
そして、「城壁なき都市文明」日本はこれからの平和な世紀の覇権国家になる! 増田都市論の決定版。

第1章 世界経済覇権は城壁なき都市が継承する
 中世ヨーロッパ都市の自由は「檻の中」の自由
 城壁なき都市はあまりにも危険
 経済覇権都市の第1号はヴェネツィア
 アムステルダムという無境界都市
 ロンドンも無境界都市だった

第2章 産業革命の成功はロンドンにあり
 産業革命はたしかに城壁なし都市で推進された
 権威にとらわれない自由な雰囲気が、知的独創性の高い人たちを集めた
 産業革命は、イギリス大都市のメンバーを一変させた
 パリが城塞都市でありつづけたことが近代フランスの没落を招いた

第3章 「ウォール街」以外には本格的な城塞都市を築かなかったアメリカの隆盛
 「歩き回れる都市」が全盛だったころ、アメリカも全盛
 アメリカ人は鉄道の都心への侵入を怖がらず
 ダウンタウンが富の象徴

第4章 中国の城塞都市はなぜ発展できなかったのか?
 中国もまた「城塞都市」の伝統に貫かれている
 ヨーロッパとは比較にならない中国都城の優雅な生活
 物理的な城壁は撤去されたが、経済・社会制度の壁が残っている

第5章 城壁なき都市しかなかった日本の優位性
 長い縄文時代が平和な国・日本の基盤にある
 城壁という制約のない日本の都市は、江戸時代から非常に広く、人口も多かった
 この無境界性は、絵画様式にも反映されている
 江戸を「軽やかに成長する都市」にした、好奇心あふれる庶民たち

【著者紹介】
1949年生まれ。経済評論家。著書に『夢の国から悪夢の国へ』(東洋経済新報社)、『高度成長は世界都市東京から』(ベストセラーズ)などがある。

目次

第1章 世界経済覇権は無境界都市が継承する(中世ヨーロッパ都市の自由は、檻の中の自由;ヨーロッパ都市のほとんどが城塞都市だが、経済覇権都市は城塞都市だったことがない ほか)
第2章 産業革命の起源はロンドンにあり(産業革命は、たしかに城壁なき都市で推進された;ヨーロッパの知的風土に実証性を持ちこんだのは、疫病の蔓延だった ほか)
第3章 「ウォール街」以外には壁を築かなかったアメリカ都市の盛衰(アメリカでは、すばらしい無境界都市が発展しはじめていた;アメリカには、ヨーロッパよりはるかに分厚い馬車持ち階級が生まれていた ほか)
第4章 中国の城塞都市はなぜ発展できなかったのか?(中国もまた、「都市とは、すなわち都城」という城塞都市の伝統に貫かれた国だが…;ヨーロッパ都市が丸く、中国都城が四角いのは、民主主義と権威主義の差? ほか)
第5章 不定形・無境界都市を育てた日本(長い縄文時代が、平和な国日本の基盤にある;稀びと歓迎は日本古来の伝統だった ほか)

著者等紹介

増田悦佐[マスダエツスケ]
1949年東京生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修了後、ジョンズ・ポプキンス大学大学院で経済学・歴史学の博士課程修了。ニューヨーク州立大学助教授を経て、外資系証券会社で建設、住宅、不動産担当アナリストをつとめる。現在、株式会社ジパング経営戦略本部シニアアナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろ

1
良い2015/02/05

Monty

0
ヨーロッパ、中国、日本の城壁有無から都市がどのように発展していったのかを検証している。主観性が非常に強いので、好みは分かれるところかもしれないが、一つの考え方としては面白いし、国民性から見た街づくりという考察という意味では参考になる本。2018/04/30

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