出版社内容情報
経済活動の基盤にある仕組みの本質を理解する
ノーベル経済学賞を受賞したスティグラー、アカロフ、コース、ノースと、早くから情報化社会の到来を予見した梅棹忠夫、トフラー、チャンドラーらの考えを採り入れながら、経済と情報の相互の関係性を意識して体系的に再構成する。
※インフォメーション・エコノミー(情報経済研究):ITが雇用、教育、医療などの様々な領域の課題を解決し、経済成長を促進するという「経済学のあらゆる分野を総動員」する一大テーマ。
序 章 最新動向をよみとくための基本概念は何か
第1章 情報経済学の基礎で現在を考える
第2章 情報化社会はどう展望されてきたか
第3章 生産性論争とは何か
第4章 なぜ情報が問題になるのか
第5章 コースの法則で考える情報化
第6章 ネットワークの経済性とは何か
第7章 なぜ制度改革が求められるのか
第8章 情報化は雇用にプラスかマイナスか
【著者紹介】
1961年生まれ。九州大学大学院経済学研究院教授。著書に『情報技術革新の経済効果』(日本評論社)、『情報革命の構図』(東洋経済新報社)などがある。
内容説明
経済活動の基盤にある仕組みの本質を理解し、情報化をキーワードに現代社会を読み解く。
目次
序章 最新動向を読み解く基本概念は何か―本書のねらいと構成
第1章 情報経済学の基礎で現在を考える―純粋な市場から現実の市場へ
第2章 情報化社会はどう展望されてきたか―未来論から現実論へ
第3章 生産性論争とは何か―ソロー・パラドックスとニュー・エコノミー論
第4章 なぜ情報が問題になるのか―分業のメリットとデメリット
第5章 コースの法則で企業改革を考える―「企業と市場」の境界に何が起きるか
第6章 ネットワークの経済性とは何か―情報化社会の企業組織と産業組織
第7章 なぜ制度改革が求められるのか―技術革新を受け入れる仕組み
第8章 情報化は雇用にプラスかマイナスか―技術と雇用と教育の関係
著者等紹介
篠崎彰彦[シノザキアキヒコ]
九州大学大学院経済学研究院教授、九州大学博士(経済学)。1984年九州大学経済学部卒業後、日本開発銀行入行。1988年経済企画庁調査局(1990年まで)。1993年日本開発銀行ニューヨーク駐在員。1995年日本開発銀行調査役(調査部、国際部)。1999年九州大学経済学部助教授。2001年ハーバード大学イェンチン研究所(2003年まで)。2004年九州大学大学院経済学研究院教授。2010年九州大学総長特別補佐(2012年まで)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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