出版社内容情報
経済学の本で、こんなに楽しくて重要なものはないんじゃない?――スティーブン・レーヴィット(『ヤバい経済学』の著者)
途上国の問題(貧困・腐敗・内戦)は、ひとつの原因では理解できない。本書は、アジアやアフリカでの調査や多様な統計データを基に、独自の手法で謎に迫った、ちょっと変わった経済学の話。
原題:Economic Gangsters: Corruption, Violence and the Poverty of Nations
第1章 経済開発に向けた戦い
第2章 スハルト株式会社
第3章 密貿易
第4章 汚職文化の考察――先天的か後天的か?
第5章 水がなければ平和もない
第6章 無数の切り傷でも死に至る
第7章 戦後復興
第8章 経済的ギャングとの戦い
終 章 今回こそうまくやる
【著者紹介】
コロンビア大学ビジネススクール教授。近刊共著書に『意外と 会社は合理的』(日本経済新聞出版社)がある。
内容説明
スハルト大統領の健康が悪化すると、株価が暴落する?大がかりな密輸の存在を統計データからどうやって見つける?違法駐車の記録からその国の腐敗の度合いがわかる?雨が降らないと戦争が起こる?現代の「魔女狩り」をなくすにはどうしたらいい?戦争で破壊された場所ほど復興は早い?→現代の経済学者はこんな問題にもとりくんでいる。
目次
第1章 経済開発に向けた戦い
第2章 スハルト株式会社
第3章 密輸ギャップ
第4章 氏か育ちか?腐敗の文化を理解する
第5章 水がなければ平和もない
第6章 千の傷による死
第7章 戦争から戻る道
第8章 経済的ギャングと戦うことを学ぶ
著者等紹介
フィスマン,レイモンド[フィスマン,レイモンド] [Fisman,Raymond]
コロンビア大学ビジネススクール教授、社会事業プログラムディレクター。ハーバード大学でPh.D.(ビジネス経済学)を取得。研究分野は、企業の社会的責任(CSR)や、利他主義の決定要因、世界的な腐敗の問題など多岐にわたり、各一流誌に論文を多数掲載
ミゲル,エドワード[ミゲル,エドワード] [Miguel,Edward]
カリフォルニア大学バークレー校の経済学部教授。ハーバード大学でPh.D.(経済学)を取得。効果的グローバルアクションセンター(CEGA)ディレクター。アフリカ経済開発に長く携わり、市民戦争や暴力の経済学的な分析などの研究を一流誌に多数掲載
田村勝省[タムラカツヨシ]
1949年生まれ。関東学園大学経済学部教授、翻訳家。東京外国語大学および東京都立大学卒業。旧東京銀行で調査部、ロンドン支店、ニューヨーク支店を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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