カール・ポランニー―市場社会・民主主義・人間の自由

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カール・ポランニー―市場社会・民主主義・人間の自由

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  • サイズ A5判/ページ数 288,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757122857
  • NDC分類 331.234
  • Cコード C3033

内容説明

市場社会を超えて、人間のための経済へ。経済的自由主義を批判する『大転換』を著した社会哲学、経済学の巨人が1920年代から最晩年までとりくんだ思索の軌跡。

目次

序章 ポランニーへのアプローチ
第1章 ポランニーの思想と人生―曲がりくねった一筋の道
第2章 ポランニーの社会哲学の源流―責任、見通し、自由
第3章 市場社会の危機とファシズム分析―マルクス主義とキリスト教との対話
第4章 『大転換』の世界―市場ユートピアの試みと挫折
第5章 「経済社会学」の誕生―『大転換』から『人間の経済』へ
第6章 産業文明と人間存在―最晩年のポランニーの自由論
終章 ポランニーの知的遺産

著者等紹介

若森みどり[ワカモリミドリ]
大阪市立大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。現在、首都大学東京・社会科学研究科・経営学専攻准教授。社会・経済思想、経済思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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メルセ・ひすい

2
15-115 首都大学東京研究費 科研費4題の成果。1920年代から`60年代までの追跡。彼の社会科学は①社会哲学②政治学③経済学の三領域から構成される。 市場社会の破壊的な性格を論じた古典「大転換」の著者、カール・ポランニーの思想の全体像に迫る。最新の国際的な研究動向、ポランニー政治経済研究所の未公表資料を駆使した、俊英による本格論考。研究課題・カール…市場社会と民主主義『大転換』の知的・思想的源泉`06.`08 ・カールの社会経済思想 同 ・19世紀末20世紀前半英米における産業社会思想・富裕と人口 2012/01/09

takao

1
出版された著作が少ないので、その思想が正しく理解されているとは言えない。 2017/02/15

千日紅

1
本書の目的は、カール・ポランニー(1886~1964)の歩んだ軌跡を1920年代から最晩年に至るまで追跡し、彼が追及した社会科学の全体像を描くことである。経済学史・思想史研究の方法を用いている。マルクス主義に代わる新自由主義への新しい対抗軸として注目されているポランニー。彼の主著である『大転換』を2度読んだが、2度目にしてもキーワードである「悪魔のひき臼」とは何かを勉強会で説明できなかった。本書を読んで『大転換』の理解が深まった。2013/02/27

koji

1
とりあえず(著者には失礼ですが)ザクザクと斜め読みしました。難読本に向かい合う術として、周縁から攻めましたが、松岡正剛の千夜千冊が糸口になりました。市場主義批判者として、その価値に再度脚光があたっていますが、同時に原子力の平和的利用への批判も現代的意義として感じました。時間がある時に、グッと力を込めて再読し「大転換」にチャレンジしたいと思います。2012/10/21

壱萬弐仟縁

1
著者の社会科学は、社会哲学・政治学・経済学という領域から成る、学際的なもの(003ページ)。彼はルソーからの影響も受けている(043ページ)。彼にあっては、社会の発見と自由の発見は同時なのである(067ページ)。協調組合主義的資本主義(086ページ)とは難しい概念。彼は、人間文化の本質を民衆の文化のなかに見出している(240ページ)。人格的生活の意味は進取の気性を感じた(242-3ページ)。J.K.ガルブレイスも引用しながら、市場や社会の限界を考察し、今日の原発事故への処し方を再考せざるを得ないだろう。2012/07/09

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