危機は循環する―デフレとリフレ

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  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757122765
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

内容説明

金融緩和では日本経済を救えない。日本経済は、震災による“日本離れ”リスク、世界危機循環、そして内需不振、というまさに三重苦に喘いでいるが、日本を財政破綻の淵から救うにはどうすれば良いのであろうか。日本経済が低迷する真の理由とその処方箋。

目次

世界危機循環と日本経済
日本の内需低迷(個人消費低迷;モノと人の超過供給;貯蓄超過・対外黒字;財政の維持可能性)
金融政策論概観
金融緩和とデフレ
デフレ脱却に向けた新たな試み=貯蓄税導入
政策運営のあり方―貯蓄税と雇用政策のコラボレーション

著者等紹介

白川浩道[シラカワヒロミチ]
クレディ・スイス証券マネージング・ディレクター、経済調査部長兼チーフ・エコノミスト。1961年東京都生まれ。1983年慶應義塾大学経済学部卒業、日本銀行入行。調査統計局、金融研究所を経て米国ワシントン大学大学院留学。帰国後、外国局を経て、1991年にOECD(経済協力開発機構、パリ)経済総局に出向。G7(主要7カ国)諸国の金融システム、金融政策の分析、北欧金融危機を担当。1994年に日銀に戻り、調査統計局グループ長、国際局調査役(為替平衡操作、G7など国際会議における総裁・副総裁補佐)、金融市場局調査役(金融政策決定会合担当)を歴任、1999年に日銀を退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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メルセ・ひすい

3
15-73 著者の明快な考え方がまったくない、斬新な世界経済の分析方向性もない?? 何が言いたいのかがない。希望的観測 暗い今後?のみの羅列。震災による日本逃避リスク、世界危機循環、内需不振という、三重苦に喘いでいる日本経済。財政破綻を回避しながら、日本経済を救うことは可能なのか。日本経済が低迷する真の理由とその処方箋を示す。2011/10/19

christinayan01

0
2011年出版だが今年に入ってから執筆したのかと思うほど殆どの予測が1年もズレずに的中している。驚いた。世界危機の再燃、QE中毒になるがインフレにもならずデフレになり円高地獄になる。中国不動産崩壊と成長鈍化が2015年頃との予測、賃金問題、GDPギャップと貿易などなど。 著者の他の本も読んでみるとする。2016/08/29

Masakazu Nakamura

0
数年おきに世界のどこかで経済危機が起き、その影響をまともに食らい続けるとしたら長期の資産形成などできないのでは???と心配になった。 危機のたびに実施される金融緩和の影響や、日本のデフレの実態に関する分析はとても興味深かった。 豊富にデータを使った裏付けを見せてくれるので説得力がある。2011/12/11

Kim

0
巷では増税が必要という議論が活発にされている。外需型である日本において、不確実性が増しつつあるフローではなく、ストックに着目せよというのがこの本の主張。「客観をもって感覚を制す」という作者の信条は、説明責任という名の下で「分かりやすさ」が求められる金融業界への分析力低下に対する警鐘を意味しているだろう。2011/08/20

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