幸福度をはかる経済学

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幸福度をはかる経済学

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  • サイズ A5判/ページ数 290p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757122734
  • NDC分類 331
  • Cコード C0033

出版社内容情報

就職・結婚・政治は幸福にどう影響しているのか?最新の計量分析の手法を用いて幸福度を計測し、私たちの幸福について考える。

最新の計量分析の手法を用いて幸福度を計測する「幸福の経済学」の主な成果と新しい展開をまとめた研究書。偏った印象論で幸福を語るのではなく、パネルデータと要因分析によって、多角的に私たちの幸福について考える。

第1部 幸福度研究の主要な成果
幸福度研究とはなにか
所得は幸福度にどのような影響を与えるか
失業は幸福度にどのような影響を与えるか
第2部 幸福度研究の新しい展開
民主主義は人を幸福にするのか
自営業のほうが幸福度が高いのはなぜか
結婚することで人は幸福になるのか
テレビをみることで人は不幸になるか
なぜ消費でミスをするのか
第3部 幸福度と政策
幸福を高める政策はあるか
幸福を高める政治体制はあるか
経済学の革命 など

【著者紹介】
チューリッヒ大学経済学教授。著書に『幸福の政治経済学』(共著・ダイヤモンド社)などがある。

内容説明

「幸福」は何によって決まるのか?私たちの「幸福」を計測することはできるのか。経済学の理論、測定、政策に新たな知見をもたらす。

目次

第1部 幸福度研究の主要な成果(幸福度研究とはなにか;効用と幸福度;所得は幸福にどのような影響を与えるか;失業は幸福にどのような影響を与えるか;インフレ、格差と幸福)
第2部 幸福度研究の新しい展開(民主主義は人を幸福にするのか;なぜ自営業とボランティアは幸福なのか;結婚することで人は幸福になるのか;テレビの見すぎで不幸になる?;プロセスの効用をはかる;なぜ消費でミスをするのか;公共財の便益をはかる)
第3部 幸福度と政策(幸福度を高める政策はあるのか;政治体制で幸福度は高まるのか;経済学の革命)

著者等紹介

フライ,ブルーノ・S.[フライ,ブルーノS.][Frey,Bruno S.]
1941年スイス・バーゼル生まれ。1965年経済学博士(バーゼル大学)。1977年よりチューリッヒ大学実証経済研究所教授。専門は政治経済学であるが、環境、美術、心理、テロ等の経済分析で幅広く活躍している

白石小百合[シライシサユリ]
1963年生まれ。1986年上智大学外国語学部卒。2004年慶應義塾大学経済学研究科博士課程単位取得退学。2006年経済学博士(大阪大学)。日本経済研究センター副主任研究員などを経て、横浜市立大学国際総合科学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

32
再考~アダムスミスと「道徳感情論」本書は、18世紀に書かれた「道徳感情論」をベースとしています。人間とは、悲しいくらいに他人の目を気にする生き物です。スミスによると、1人の人間には、「軽薄な人」と「賢人」が同居しています。「軽薄な人」は、外発的な動機にもとづいて、富や名誉などのを追い求め、「賢人」は内発的な動機にもとづいて、自己の精神の満足をい求めます。「軽薄な人」と「軽薄な人」のほかに、行為の良し悪しを判定する「裁判官」も存在し、これら3者のバランスで「幸福」の基準が存在します。 2012/10/31

スターライト

5
「幸福度」という主観的な感情を、どう客観化して経済学に取り込むのかに興味を持ち、本書に着手。幸福になることを人々の唯一の目標ではないが、重要なことには間違いない。それは個人も政府も同じはずだが、どうも今の日本は生きていくことが困難なように思える。幸福は結果ではなくプロセスにも影響されること、所得の増加は一時的な幸福感をもたらすが持続しないこと(それは結婚も同じ)、ボランティア活動を通じて得られる幸福感。さらに著者はテレビやテロの影響まで考察し、政治制度にも言及する。今後もこのテーマの本を読んでいきたい。2014/11/28

メルセ・ひすい

2
学術書! スイスの政治経済学者による実証主義的 幸福度要因分析 幸福度をキーワードに政治制度、政治体制、働き方、結婚、ボランティア活動、テレビの視聴を経済学の視点から考察する。幸福度ははるか古来から哲学、文学、心理学塔で盛んに研究されてきたテーマだが、最新の計量分析の手法を用いて幸福度を計測する「幸福の経済学」の主な成果と新しい展開をまとめた書。偏った印象論で幸福を語るのではなく、パネルデータと要因分析によって、多角的に私たちの幸福について考える。2012/12/19

壱萬弐仟縁

2
失業率1%上昇した場合、失業者の幸福度は0.33低下する(67ページ)とは、失業が与える社会的影響は相当なものであるとわかる。ただし、個人の失業と全体の失業の相関は慎重に結果を検討する必要もあるという。評者はこれからスタグフレーションを恐れるが、インフレは幸福度を全般的に大きく低下させることも理解できる(71ページ)。GNH以外にもNHI(国民幸福度指標)(190ページ~)というインデックスもあるようだ。信頼、ストレス、意義とそれ以外の幸福構成要素を計測、仕事や健康など生活上の幸福感の変化を捉える。2012/10/26

hibiku

1
幸福の経済学の第一冊目。主流派経済学が予測効用と経験効用とを必ず一致させられるという仮定の下で議論しているのに対し、幸福度研究では予測の段階でバイアスがかかっているとする。また意思決定に至るまでのプロセスにも人々の幸福度は左右される。例えば2人の個人が同じ生活水準を保証されたとしても、片方が民主主義国に、もう片方が国家資本主義国に所属しているときは、前者の方が多くの主観的幸福度を得る。とはいえ、これはあくまでも「プロセスをも含めた結果の主観的効用」であり、「反革命」というほどの議論ではないような気も。2013/06/26

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