ミュルダールの経済学―福祉国家から福祉世界へ

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  • サイズ A5判/ページ数 317p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784757122543
  • NDC分類 331.75
  • Cコード C3033

内容説明

スウェーデンの経済学者グンナー・ミュルダールの多様な研究を、累積的因果関係論の視点から再配置し、彼の福祉国家論や低開発経済論を再評価する。経済学の知られざる巨人ミュルダールが残したものは何であったのか、その中心的なメッセージとは。

目次

ミュルダール経済学の全体像
第1部 伝記(グンナー・ミュルダール―人と業績)
第2部 ミュルダール経済学の方法と理論(「価値前提の明示」の方法論;累積的因果関係の理論;累積的因果関係論の諸潮流とミュルダール)
第3部 福祉国家から福祉世界へ(一九三〇年代スウェーデンの人口問題;人口論におけるケインズとミュルダール―イギリスとスウェーデンの「福祉国家の合意」;福祉国家の形成;低開発経済の動態;福祉世界の構築)
ミュルダールから現代へ

著者等紹介

藤田菜々子[フジタナナコ]
1977年三重県桑名市に生まれる。1999年名古屋大学経済学部卒業。2005年名古屋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。現在、名古屋市立大学大学院経済学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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