危機の日本経済

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  • サイズ B6判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757122376
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

出版社内容情報

エコノミスト鈴木淑夫の呼びかけによって、実業界、学界のエキスパートが集まり、世界と日本の経済状況を討論する。

内容説明

世界的な金融・経済危機のなかで日本はどうすべきか―鈴木淑夫氏から三つの質問(1)今後のアメリカ経済についてどのようなシナリオが考えられるか(2)金融危機・世界同時不況のなかで日本固有の有利な条件はあるか(3)日本の政策対応として何がいま必要か―が提起され、四人の専門家がそれぞれの立場から意見を闘わせた。

目次

第1章 危機の日本経済(海外からの撹乱に弱くなった日本経済;アメリカ発の金融危機と世界同時不況の衝撃;日本経済の二つのシナリオ)
第2章 世界的な金融・経済危機とアジア(世界の経済成長は二〇一〇年に回復するか;世界金融・経済危機のアジアへの影響とアジアの政策対応;アジアにおける政策協調)
第3章 世界大恐慌の可能性(金融と経済の危機の連鎖;今後の展望)
第4章 討論者の視点(危機に対する世界と日本の対応はいかにあるべきか;CDSがもたらした危機)
第5章 討論(三つの問題提起;今後のアメリカ経済のシナリオはどうなるか?;日本の有利な条件とは何か;日本は政策対応として何がいま必要か?)

著者等紹介

福岡正夫[フクオカマサオ]
「慶應義塾読書会」世話人。1924年東京生まれ。47年慶應義塾大学経済学部卒業。90年まで慶應義塾大学経済学部教授。慶應義塾大学名誉教授。経済学博士(慶應義塾大学)

鈴木淑夫[スズキヨシオ]
「鈴木政経フォーラム」代表。1931年東京生まれ。55年東京大学経済学部卒業、同年日本銀行入行、調査局内国調査課長、金融研究所所長を経て、88年同行理事。その後、野村総合研究所理事長を務め、96年から2003年まで衆議院議員。経済学博士(東京大学)。現在、鈴木政経フォーラム代表。著書に『金融政策の効果』(日経経済図書文化賞、東洋経済新報社)、『現代日本金融論』(エコノミスト賞、東洋経済新報社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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