出版社内容情報
超スマート社会のセキュリティ/セイフティ
ライフラインや通信、交通、製造設備など、私たちの社会経済の根幹をなす重要インフラを、事故やサイバー攻撃から守る制御システム。 IoTやロボット、AIの実用化により外部ネットワークへのアクセスが増え、セキュリティ対策の見直しが急務となったSociety5.0時代のセキュリティ対策とは? 制御システムの基礎知識と最新技術、脅威と攻撃手法、リスクマネジメント、海外のセキュリティ政策までをまとめた初の体系的テキスト。
目次
序章 本書の目的と構成
第1章 制御システムセキュリティの概要
第2章 制御システムとそれを構成する機器群
第3章 制御システムのネットワークと通信方式
第4章 制御システムプロトコル
第5章 制御システムへのサイバー攻撃
第6章 制御システムにおけるリスクマネジメント
第7章 セキュリティ対応体制
第8章 制御システムにおける具体的なセキュリティ対策
第9章 国内外のサイバーセキュリティ体制と政策
著者等紹介
満永拓邦[ミツナガタクホウ]
博士(情報学)。東京大学大学院情報学環特任准教授、独立行政法人情報処理推進機構産業サイバーセキュリティセンター(ICSCoE)専門委員、一般社団法人サイバーセキュリティプロフェッショナルズプロデュース(CySecPRO)理事、一般社団法人CSIRTトレーニングセンター理事。京都大学大学院情報学研究科修了後、民間企業のセキュリティソリューション事業部にて、ペネトレーションテストやセキュリティインシデント対応などの業務を行う。2011年、JPCERT/CC早期警戒グループに着任し、標的型攻撃などサイバー攻撃に関する分析等に従事する。2015年、東京大学大学院情報学環セキュア情報化社会研究寄付講座特任准教授として着任し、サイバー攻撃防御手法の研究やセキュリティ人材育成、AI・DX(デジタルトランスフォーメーション)などの研究を行う
池上祐太[イケガミユウタ]
岡山大学大学院修了後、電力会社に就職し、停電復旧や電柱・電線等の電力設備の保守業務に従事する。その後、独立行政法人情報処理推進機構産業サイバーセキュリティセンター(ICSCoE)の中核人材育成プログラム一期生として制御システムセキュリティを学び、制御システムへの攻撃防御手法やCorridor制御を中心に研究を行う。現在は、セキュリティ対策の強化、インシデント対応、脅威情報の収集周知、脆弱性診断、セキュリティ教育などに取り組んでいる
河田芳秀[カワタヨシヒデ]
首都大学東京大学院修了後、電機メーカに就職し、ミドルウェアの開発やセキュリティ事業の管理業務に従事する。その後、独立行政法人情報処理推進機構産業サイバーセキュリティセンター(ICSCoE)の中核人材育成プログラム一期生として制御システムセキュリティを学び、制御システムプロトコルやTKK手法を中心に研究を行う。現在は、主に海外拠点のセキュリティログ・アラート監視基盤の構築やインシデント対応などに取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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