情報のマテリアリズム

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757103313
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0030

出版社内容情報

リオタール、ウィーナー、レッシグ、見田宗介、西垣通らの情報論をとりあげ、これらの多様な言説が織りなす諸概念や論理を分析する。

情報学や情報社会論における「先端的」な議論や言説のなかには、哲学的にきわめて「古い」概念や思考パターンが意識されずに用いられている。
本書は、リオタール、ウィーナー、レッシグ、さらには見田宗介や西垣通らの情報論をとりあげ、これらの多様な言説が織りなす諸概念や論理を分析し、情報をめぐる言説システムが自らの内にはらみつつも抑圧しているマテリアルなものを浮かび上がらせる。情報論の脱構築。

第一章 情報イデアリズム
第二章 物質へ反転する情報
第三章 サイバネティクス――通信制御の生命論
第四章 基礎情報学
終 章 潜勢的なマテリアルな主体のために

内容説明

リオタール、ウィーナー、レッシグ、見田宗介、西垣通らをはじめとする様々な情報論の分析から、情報をめぐる言説システムが自らの内にはらみつつも抑圧している、マテリアルなものを浮かび上がらせる。情報論の脱構築。

目次

第1章 情報イデアリズム(「大きな物語」というポスト・モダンの大きな物語;情報社会の進展 ほか)
第2章 物質へ反転する情報(ユビキタス社会;新しい従属主体化 ほか)
第3章 サイバネティクス―通信制御の生命論(内生的な制御理論;フィードバック機構 ほか)
第4章 「基礎情報学」を超えて(情報の階層的生成;アリストテレス―生命論的イデア論 ほか)
終章 潜勢的なマテリアルな主体のために

著者等紹介

藤本一勇[フジモトカズイサ]
1966年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学、パリ社会科学高等研究院大学DEA(研究深化学位)取得。現在、早稲田大学文学学術院教授。専攻は、哲学、表象・メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kana0202

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情報に付随するあれやこれやの夾雑物(と見られてきたもの)って実は大事だよね、という。その通りやなと思う。電子書籍では、さまざまなものが失われてしまうもんな。情報学の本など初めて読むので、なかなか新鮮であったが、ちょっと哲学語が多すぎて、馴染めない部分はあるかな。2021/02/27

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