内容説明
コンピュータが私たちに見せてくれるキレイな文字や画像、実写と区別のつかないリアルなCGや、仮想世界で繰り広げられるゲーム。そのような技術は、いったいどういう考えをどれだけ積み重ねて作られてきたのでしょうか。さらに、コンピュータが画像を扱う方法と対比することで、人間の視覚の巧妙さ、ふしぎさを明確に描き出します。人間が持つすばらしい武器である目と脳。劇的な性能アップを果たし続けるコンピュータ。その両者が向き合う境界線上に、人類の未来が見える。
目次
プロローグ―なぜ視覚が重要視されるのか?
第1章 あなたの目が「見て」いるもの―外界についての最強の探知機
第2章 碁石を並べて絵を描く―絵や文字を見せるためのシステム
第3章 偉大なるふとん圧縮袋―JPEGという画像のルール
第4章 ドーナツ形をしたゲーム世界―コンピュータの中で生まれる立体
第5章 光と闇を計算する―現代の魔術コンピュータグラフィクス
エピローグ―コンピュータを見つめる目
著者等紹介
梅津信幸[ウメズノブユキ]
京都大学卒業、東京大学大学院博士課程修了(情報科学専攻)。理学博士。現在は茨城大学に勤務し、CGと画像処理を専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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テキィ
8
すこしランダムウォークなところもあるけど、全体に幅広い基礎を丁寧に記述していて好感。確かにゲームやWEB系の仕事につく方は学生のうちに読んでおいたほうがいいですネ。既に働いている人も基礎に不安のある人はゼヒ!2010/09/27
くにお
0
画像処理にまつわるエトセトラについて、トピックをかいつまんで紹介してるだけの本だった タイトルに対して、内容がチープというのが正直な感想 入門書としては読み易くていいと思います2012/11/12
せろり
0
大学の先生の本にしては、簡単過ぎないか? もう少しまともな本を期待したのだけど.. でも、サッチャーの絵はよかったな。 中高生向きと思う。2012/05/17
glass-_-onion
0
題名通り画像がどのように人間に見えるのかその仕組みからコンピュータ技術がそれに合わせてどのように進化したかがわかる本。ゲーム系の人に特におすすめ。2010/03/18
Megumi221
0
○2010/03/15