出版社内容情報
知識社会を牽引するのはネットではない。人がつながる都市が作り出す、新・知識社会の姿。
内容説明
知識社会への移行の中心的産業はクリエイティブ産業が担い、クリエイティブ産業はクリエイティブ・シティが担う。サービス、知識・情報・感覚を介した活動は、「創造性」が鍵となり、「創造的環境」をいかに創出し、いかに「創造的階層」とも呼ばれる増大する職種、ライフスタイル、嗜好性をもった人々の活動を誘発するかが課題となる。世界の現状を探り、日本の今後とるべき国家戦略を考える。
目次
序章 ネットワーク創造都市へ向かって
第1章 米国におけるネットワーク創造都市戦略
第2章 新しいニュージーランドブランドを目指すニュージーランドの創造的産業
第3章 スウェーデンにおけるネットワーク創造都市戦略
第4章 ボローニャ―市民社会としての情報ネットワーク社会という視点
第5章 バルセロナ―ネットワーク創造社会へ
第6章 韓国クリエイティブ産業とユビキタス都市の展開
第7章 知的・産業クラスターと創造都市―産業集積とイノベーションをめぐる日本の政策
特別寄稿 上海における創造的階層の勃興
著者等紹介
原田泉[ハラダイズミ]
(株)国際社会経済研究所調査部長・主席研究員。1956年生まれ。慶応義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了、博士課程中退。早稲田大学理工学部非常勤講師、中国・華東師範大学客員教授、日本危機管理学会理事、情報社会学会運営医員、国際大学GLOCOM客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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