内容説明
アジア地域の繁栄と苦悩から見るアジア論。アジア諸国における近年の成長著しい経済発展とその課題について検証し、中国の台頭と戦後日本におけるアジア経済戦略や安全保障などについて様々な角度から考える。
目次
第1章 東アジア的「老い」を視点に入れた新しい「認知症予防策」の可能性―日韓・日本とフィンランドの共同研究を通じて(世界と東アジアにおける少子高齢化と認知症の実態;経済成長型社会システムにおける流動性知能と認知症スティグマ ほか)
第2章 変わる東南アジアの地域秩序―中国の台頭と米中対立への対応をめぐって(はじめに―岐路に立つ東南アジア;中国の台頭と米中対立の実相 ほか)
第3章 現代日本財界のアジア戦略とその隘路(はじめに―新自由主義的グローバリズムと財界;戦後日本財界の対アジア戦略 ほか)
第4章 沖縄から見えるアジア、見えないアジア(アジアの十字路としての沖縄;日本・沖縄・アジア ほか)
第5章 アジアを結びつけるものとしての石油―日本・イラン間の資源外交(戦後日本石油産業の展開;イラン石油の輸出と国策としての石油会社設立構想 ほか)
著者等紹介
萩野寛雄[ハギノヒロオ]
東北福祉大学総合福祉学部教授。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了、博士(政治学)、専門は政治学、行政学、地方自治。フィンランドのヘルシンキ・スクール・オブ・エコノミクス客員研究員、ラウレア応用科学大学客員研究員など歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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