出版社内容情報
内容説明
「さとやまさん」もきっときみたちとなかよくしたいと思ってるよ。ねえねえ、この本手にもって「さとやまさん」に会いにいこう！
著者等紹介
工藤直子［クドウナオコ］
１９３５年生まれ。女性初のコピーライターとして活躍後、詩人・童話作家に。「てつがくのライオン」（理論社）で日本児童文学者協会新人賞、『ともだちは海のにおい』（理論社）でサンケイ児童出版文化賞受賞。野原の生き物や自然が躍動する詩集『のはらうた』（童話屋）は、日本中の子どもたちに愛され、ロングセラーとなっている
今森光彦［イマモリミツヒコ］
１９５４年、滋賀県生まれ。写真家。１９８０年よりフリーランスの作家活動にはいる。琵琶湖をのぞむ自然に囲まれた風景を「里山」と名づけ、自然と人との関わりを撮り続けている。毎日出版文化賞、木村伊兵衛写真賞、土門拳賞、産経児童出版文化賞大賞、小学館児童出版文化賞など数多くの賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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やま
117
さとやまさん 2018.04発行。字の大きさは…大。 日本の原風景に、工藤直子さんの詩がやさしく寄り添っています。 あぁ～、こんな景色が昔あったな、段々畑があり、草花が、花が咲き、虫たちが飛び、森が風でふんわり揺れています。よく見れば、花に昆虫が群がり蜜を吸っています。山に分け入れば、木々の中にどんぐりが落ちていたりと……。 本当に心が落ちつき、ほっとする詩と写真集です。 2020/12/08
ゆみきーにゃ
91
写真が綺麗すぎてビックリ！１ページ目の満開の桜、美しすぎます。日本の四季ってなんて素晴らしいんでしょう！2021/05/09
MI
90
今森さんの里山の素敵な写真を見ながら、春夏秋冬の写真と言葉がとてもマッチしてよかった。なつ おひさま、ギンギラ、カブト、クワガタ、ことりたちぱたぱち、カマキリ、トカゲえいえいおー！かぜ、さっさっさ いろんなかたちで いろんな いのち さとやまさん ありがとう。 すごくてんぽのいいリズミカルな文字がよかった。この詩は歌の歌詞と写真を合わせたものだと気づく。 メロディもつけて聞いてみたい。2023/12/27
モリー
82
「人と自然がよりそっていっしょにつくりあげた「さとやま」だから「さとやまさん」って呼びたくなるんだ」（引用）◆里山は人と自然が共に作り上げた場所なのだということが、今森光彦さんの捉えた美しいの里山の姿と工藤直子さんの踊りだしたくなるほど楽しい詩のコラボによって伝わってきました。◆児童書の棚に並んでいた本ですが、大人にも手にとってほしい本です。なぜなら、大人が里山の姿を知り「さとやまさん」と仲良くしなければ、子供たちに里山の恵みを引き継げないからです。◆なにより、理屈抜きで、里山は美しく楽しく豊かです。 2021/01/11
☆よいこ
78
写真絵本。工藤直子さんの詩的な言葉と今森光彦さんの写真がすばらしいコラボレーション▽はるひかり ふりそそぎ、はっぱ はなびら うまれたて、おたまじゃくし ぴっかぴか、ちょうちょ あっちこっち、かぜ ふうわり▽里山の四季を詠う、巻末に楽譜あり。「さとやま」は、街と山の間にある丘や林や、畑やたんぼのこと。人と自然が寄り添って作り上げた風景▽2018年刊2024/03/30
