学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史〈下〉1901~2006年

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  • サイズ A5判/ページ数 199p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784751526125
  • NDC分類 253.01
  • Cコード C0022

内容説明

アメリカは、なぜ戦争好きな国になったのか?ハワード・ジンの入門・裏アメリカ史。

目次

階級なき社会であるはずのアメリカで
第一次世界大戦
狂乱の一九二〇年代、そして大恐慌
第二次世界大戦と冷戦
立ちあがる黒人と公民権運動
アメリカにとって最初の敗北となったベトナム戦争
反戦から女性解放運動、そして一九六〇年代のインディアンたち
激動の一九七〇年代
一九七〇年代後半から八〇年代、政府は国民の不信感を払拭できたのか?
一九七〇年代後半からの反戦運動と労働運動
世界最大の武器輸出国アメリカ
超大国アメリカと“テロ”
素顔のアメリカ
人々が選ぶアメリカの未来

著者等紹介

ジン,ハワード[ジン,ハワード][Zinn,Howard]
1922年、ニューヨーク州ブルックリン生まれ。ボストン大学政治学科名誉教授。パリ大学、ボローニャ大学客員教授。政治学者、歴史家、社会評論家、劇作家として活躍中

ステフォフ,レベッカ[ステフォフ,レベッカ][Stefoff,Rebecca]
歴史・科学読み物作家。インディアナ大学で学士号、ペンシルバニア大学で修士号を取得

鳥見真生[トリミマサオ]
東北大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たかやん

13
アメリカ社会はなぜ変革されないのか?上下巻読んでその理由が浮かび上がる。プアホワイト・黒人やインディアンなどの足並みが全く揃わないから。揃わせないから。時の政権担当者たちが巧にそれぞれの矛先を変えて。そして今もイスラム教徒やメキシコ移民を矛先にしてリセットボタンのないモノポリーはつづく。アメリカをもっと知りたい。次の本へ。2017/02/07

たくのみ

12
運動の高まりとともに、体制側に取り込まれる黒人リーダー。脅迫と懐柔の両面作戦はどこの国も同じなのだ。貧しい白人と黒人の団結を恐れたFBIの暗躍。そして現代。石油のために「大量破壊兵器隠匿」の罪で国を滅ぼされるイラク。アメリカがなぜ?と思ってきたけど、実は、彼らがずーっとやってきたやり方だったのですね。でも、公式の歴史とあわせて読むことをお勧めします。2016/07/24

velikiy99

6
黒人や女性の社会進出が進んでいるように見えても,実際は権力者の考えに多かれ少なかれ共鳴する人間が表に出ているに過ぎず,本当の意味でそうした被差別地位の人々全員の立場が改善しているわけではないというのは,留意しなければならないと思う.訳者あとがきにある通り,原著者本人が移民ルーツで,第二次大戦に参加し,更には公民権運動や反戦運動に関わってきたということで,上下巻含めた内容の背景にある思想にも納得.原題の「人民の歴史」が示すように,これはアメリカにおける市民の抵抗運動を紹介する内容として読むのが適切と考えた.2018/11/17

AZUKI

6
「民衆のアメリカ史」も読みたいと思う。2013/12/07

真作

5
学校では習わなかった赤狩りや公民権運動などを戦後史の流れの中でおさらいできた。国民が政治的な活動を展開して権利を獲得する歴史が続いている。アメリカにも共産党があるとは初耳だった。2023/11/25

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