内容説明
野の花を見わけるポイント、名前の由来をわかりやすく紹介!野原で、食卓で、季節を楽しむヒントも満載です。
著者等紹介
前田まゆみ[マエダマユミ]
1964年神戸市生まれ。美しく繊細な草花のイラストを中心に、広告や書籍で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
78
<春夏篇>が良かったので、続けて<秋冬篇>を手に取りました。6月7月から開花する植物も少なくなかったので、タイミング的に早すぎることもなく良かった。古来から人々は、野の花を薬やお茶、食料、染色など暮らしに取り入れてきました。目で愛でるだけでもステキな時間を過ごせると思いますが、もう少しだけ深く知るとまた、違う楽しみも考えられますね。前作でも思いましたが、情報の選び方が絶妙です。2015/07/01
ちゃこばあ
38
そこここに咲いている花がかわいらしく情報たっぷりに描かれています。「からすうり」の花は我が家の台所の窓から夜懐中電灯で照らして毎年見ています。かわいそうな名前の「へくそかずら」ちゃんは、有川浩さんの本で名前を知って以来、散歩中に見つけては楽しんでいます。あれ?どちらも真夏の花…。でも今度へくそかずらの実を摘んですりつぶしてハンドクリームに混ぜて使ってみよう…。しもやけとかにいいそう。はっかは食品やオイルとかの製品しか知らないな…。開花期は8月から10月、今度探してみよう♪薄荷茶や、もんで目にのせてみたい!2016/02/15
emi
31
秋になってから読むほうがいいかなぁと思いつつ、梅雨時期に読んでしまいました。春夏版と通してめくって思ったのは、今の野の花は海外から伝わっているものが多いんだなということ。そして植物の繁殖力・生命力はとても強いということ。だからこそ、人々の生活に食用や染料や薬などとして使われてきたんですね。アーミッシュが洋種やまごぼうの実からインクを作っていたことは発見でした。アマリリスと水仙が彼岸花の仲間だなんて知らなかったし。かわいい花のイラストにながめるだけでも和む一冊です。2015/06/16
南
27
「天瓜粉(てんかふん)」を「てんかふ」だと勘違いしておりました。ベビーパウダーってウリ科の根のでんぷんから作られていたのかぁ。今じゃ簡単に買えるものも、自然から作ると手間がかかるものです。2019/06/22
うめ
25
可愛くて癒されるのに、情報量が半端ない。本当素敵な本です。都会では、お花屋さんやデパートのお野菜売り場でしか、季節を感じられないかなと思っていたけれども、そんな事は無いかもしれない。アスファルトの道に咲く野の花も、季節を体いっぱいに楽しんでいる。さすがにその子達を摘んで食べる気にはなれないけれど(笑)日本は緑に恵まれた、豊かな国だなぁ、って思いましたよ。2016/02/06