内容説明
『図表でみる世界の年金OECD/G20インディケータ(2019年版)』では、最近2年間にOECD加盟国で実施された年金制度改革に焦点を当てる。さらに2つの特集章では、非標準的労働と年金制度について、OECD加盟国における年金制度の現状に様々な角度から迫るとともに、非標準的労働が年金制度にかかわる問題として提起される背景とそのために年金制度をどのように改善していくべきかを検討する。また、本書ではOECD加盟国における年金制度の特徴に関する情報を最新化しつつ、現在の労働者の老後の所得に関する見通しを示す。さらに、年金制度のデザイン、給付水準、年金制度の運営を取り巻く人口変動と経済情勢、高齢者の所得と貧困、高齢期の所得保障制度と私的年金の財政を把握できるような指標を提供する。
目次
第1章 近年の年金制度改革
第2章 非標準的労働形態と年金制度
第3章 積立方式の年金制度は非標準的労働に適合した仕組みか?
第4章 年金制度のデザイン
第5章 年金給付の水準
第6章 人口動態と経済情勢
第7章 高齢者の所得と貧困
第8章 年金制度の財政
第9章 積立方式の年金制度と公的年金の準備基金
第10章 図表でみる世界の年金2019:国別プロフィール
著者等紹介
岡部史哉[オカベフミヤ]
1996年東京大学経済学部卒業、厚生省入省。厚生労働省年金局、大臣官房国際課、医薬・生活衛生局、在スウェーデン日本国大使館、千葉市役所などでの勤務を経て、現在、厚生労働省年金局年金課長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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