人間なき復興―原発避難と国民の「不理解」をめぐって

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人間なき復興―原発避難と国民の「不理解」をめぐって

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750339184
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0036

内容説明

あの日からまもなく3年。今も10万人以上が避難生活を続けている。「新しい安全神話」を前提とした帰還政策、人を「数」に還元した復興が進む一方、避難者は国民の「不理解」がもたらす様々な分断に直面し続けている。経済ゲームを超え、「人間のための復興」を見出すために―。社会学者と被災当事者が問いかける、避難者/国民の過去と未来。

目次

第1章 「不理解」のなかの復興(理解の難しい問題;復興とは何か? ほか)
第2章 原発避難とは何か―被害の全貌を考える(二つの避難から帰還政策へ―事故からの2年を振り返る;避難の経緯とその心性―何からどう逃げてきたのか? ほか)
第3章 「原発国家」の虚妄性―新しい安全神話の誕生(原発立地は理解できるか?;「なんで原発のそばに住んでいたの?」 ほか)
第4章 「ふるさと」が変貌する日―リスク回避のために(「ふるさと」を失ったのではない、「ふるさと」になってしまった;津波災害との違い―賠償と放射線リスク ほか)

著者等紹介

山下祐介[ヤマシタユウスケ]
1969年生まれ。九州大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程中退。弘前大学准教授などを経て、首都大学東京准教授。専攻は都市社会学、地域社会学、環境社会学

市村高志[イチムラタカシ]
1970年生まれ。福島県双葉郡富岡町住民、「NPO法人とみおか子ども未来ネットワーク」理事長

佐藤彰彦[サトウアキヒコ]
1964年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程。福島大学うつくしまふくしま未来支援センター、地域復興支援部門特任准教授。専攻は総合社会科学(地域社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

23
山下先生は、「不理解」というキーワードで、 原発避難問題を捉える(20頁)。 また、人のための復興なのにもかかわらず、 人のいない復興になってしまっては、 元も子もない(39頁)。 「断ることができづらいという問題が生じている」(42頁)。 仕方ないだろう、で済まされるのか? 復興は被災地だが、まちづくりは他の地方の課題に見える。 復興=まちづくりと考えてもいいのではないか。 そうしないと不理解が進み、共通認識、即ち、絆が絶たれる。 生活再建と賠償(金)の問題の耐えがたい毒(103頁)。  2014/04/03

kumonosuke

4
10万人単位の方々が家=ふるさとを失うという経験は嘗て経験したことが無いのではないか。東電、国は安全神話の間違えを認め、同じ災難の繰り返しを起こさない事、現状の解決策を被災者の立場で真剣に取り組みなおさなければならない。2014/06/22

仮面堂

3
読了できず図書館へ返却。内容が重すぎて寝る前とかには読めなかったのが敗因…orz 無理解ではなく「分かったつもり」の不理解。難し過ぎて理解しきれなくとも、関心を失ってはいけないこと。2015/03/07

ざび

3
文章に人に訴える力がない。言いたいことの気持ちはわかるがこれでは被災者以外には伝わらない。以下は個人の意見。地震、津波の被害者と原発事故の被災者とは生活環境は似ているかもしれないが、その本質は全く異なる。元いた家があるのに帰れない。広い家があるのに二間位の掘っ建て小屋生活を強いられている。あなたは耐えられますか?援助金で生活していると罵声を浴びせたりしていませんか?心底、日本人に問う!2014/03/17

Miki Shimizu

2
図書館で見つけてなんとなく借りた。字が端から端まで詰まってるー。3人でうにゃうにゃとお話する会話文で構成されてる感じなんだけど、読みにくくはなかった。うにゃうにゃだからこそ、伝わるんかなー。被災して避難している人のこと、ちょっとは想像できたかな。2014/01/14

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