若者問題の社会学―視線と射程

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若者問題の社会学―視線と射程

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  • サイズ B6判/ページ数 315p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750338286
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0036

目次

第1章 若者問題を解く
第2章 「かわいそうな子ども」から「特権をもつ子ども」に―日本の帰国子女に対する認知と地位の変化についての過去五〇年間の概観
第3章 ナラティブと統計―「援助交際」はどのように売られたか
第4章 体罰―教育的対策から社会的問題へ、そして問題の周縁への変移
第5章 日本における児童虐待の「発見」と「再発見」
第6章 「ひきこもり」―個人的な孤立がいかにして世間の目にとまったか
第7章 ニート―カテゴリーの戦略
第8章 変わりゆく風景―高齢化社会における若者問題の社会的文脈

著者等紹介

グッドマン,ロジャー[グッドマン,ロジャー] [Goodman,Roger]
1960年生まれ、英国エセックス州出身。ダーラム大学人類学社会学部卒業、オックスフォード大学博士号取得(社会人類学)。エセックス大学日本研究講師、オックスフォード大学社会人類学講師などを経て、現在、オックスフォード大学日産現代日本研究所教授、同大学大学社会科学部門長。専門は、日本の社会福祉政策、高等教育

トイボネン,トゥーッカ[トイボネン,トゥーッカ] [Toivonen,Tuukka]
1979年生まれ、フィンランド出身。立命館アジア太平洋大学卒業。2009年にオックスフォード大学博士号取得(社会政策学)。京都大学・日本学術振興会(JSPS)及びオックスフォード大学の研究ポストを経て、現在、ロンドン大学・Goldsmiths専任講師(社会起業学)及び社会起業学修士課程ディレクターを務める。オックスフォード大学リサーチ・フェロー、国際大学GLOCOM客員研究員。専門分野は組織社会学。主な研究テーマは、「若者」「コラボレーション」「社会的イノベーション」「経済の再考」

井本由紀[イモトユキ]
1981年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2009年にオックスフォード大学社会人類学科より博士号取得。慶應義塾大学理工学部助教を経て、同大学専任講師。研究分野は教育と国際移動の人類学、日本研究、エスノグラフィーの方法論

西川美樹[ニシカワミキ]
東京女子大学文理学部英米文学科卒業。外資系製薬会社勤務を経て、翻訳者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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じん★ひで

3
ゼミで読んだ。いくつかの若者問題の根底にある共通メカニズムを、構築主義的アプローチで読みとく。「社会問題」は決して中立的に存在するものではない。利害をもつ行為者(決して当事者ではない)によって「発見」され、構築されていく。鍵はモラルパニック、キーアクター(専門家、政府、メディア、民間支援者など)、ナンバーゲーム、再ラベリング、産業化。目次だけの初見印象と異なり、重厚で難解な内容。テキスト選択を少し後悔したが、身近な問題を深くとらえ直すためのきっかけ作りにはなったはず(と思いたい)2014/06/25

昌也

1
第6章ひきこもり 堀口佐知子氏執筆 p224「ひきこもり【名詞】日本における、社会的接触の異常な回避。深刻な社会的ひきこもり。(さらに)上記の状態にある、主として思春期男性。隠遁者、閉じこもる人。(オックスフォード・ディクショナリー・オブ・イングリッシュ第三版)2010年 P225「本章では最初に「ひきこもり」に先行する類似カテゴリーのいくつかを簡潔に説明し、「ひきこもり」が比較的最近現れたものである一方、既存の若者カテゴリーや医学的カテゴリーに言説上の起源があることを明らかにする。次に「社会的ひきこもり2022/12/03

ひろとん

1
昨年やった自分の調査をあらかたやってくれてる本。ただ、全体を俯瞰することに重きが置いていて、個々の事象の扱いが雑。例えば、斎藤環は単に「ひきこもり肯定論」を批判しているのではなく、自身は価値判断を入れず、苦しみ、どうにか現状を打破したい若者を「治療」する立場にあると言っているに過ぎない。また、斎藤は「ひきこもり」を精神医学的介入により対処すべき病理と定義すると書いているがこれも誤り。ふーむ、この著者はちゃんと一つ一つの本読んでるのか?2017/08/17

tuppo

1
マッチで火をつけて給水ポンプで消火するやり方は社会に好影響を与えているかもしれない一方金儲けの手段でもある。社会が社会問題をでっち上げては解決するサイクルはらせん型の向上か?ってそうとは言えないしかし堕落か?そうとも言えない。ラベルを押し付けることでこんがらがった物事があっさり解決してしまったりする。一点冒頭でこの研究は帰納型って気取ってるのが非常にイラっとしたが全体通して楽しげ。2014/01/08

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