目次
第1部 物語の背景(植民地朝鮮における社会階級と支配機構;植民地朝鮮における地主と小作人の関係;革命と反動―一九四五年八月から九月まで;坩堝の中の対朝鮮政策―アメリカにおける一国独占主義と国際協調主義の対立)
第2部 中央におけるアメリカ占領軍の政策―一九四五年‐一九四七年(新しい秩序の創出―アメリカ軍の上陸と官僚機構、警察、軍に対する政策;南朝鮮の単独政府に向かって;国際協調主義的政策と一国独占主義的論理―中央における態度の硬化一九四六年)
第3部 地方における朝鮮人と米軍の激突―一九四五年‐一九四七年(各道における人民委員会の概観;各道における人民委員会の運命;九月ゼネストと一〇月人民蜂起;北朝鮮の風―社会主義改革の展開;結論―踏みにじられた解放)
著者等紹介
カミングス,ブルース[カミングス,ブルース][Cumings,Bruce]
1943年生まれ。コロンビア大学で政治学を学び、同大学よりPh.D.取得。シアトルのワシントン大学国際関係学部助教授を経て1987年からシカゴ大学歴史学部教授。2012年現在同大学スウィフト冠教授
鄭敬謨[チョンギョンモ]
1924年ソウルに生まれる。慶應義塾大学医学部予科を経て、アメリカのエモリー大学に留学。大学院在学中に朝鮮戦争の勃発に遭い、学業を一時中断した上、米国防総省職員としてGHQに勤務しつつ(1950‐56年)板門店における休戦会談にも参加、アメリカの侵略性を内側よりつぶさに体験。1970年、逃れるように韓国を離れて来日し、以後、文筆活動をもって民主化統一運動に参加、東京に学塾を開いて同志をつのるかたわら雑誌『シアレヒム』(一粒の力)を編集発行
林哲[リムチョル]
1946年ソウル生まれ。早稲田大学第一政経学部政治学科卒、東京大学大学院社会学研究科国際関係論博士課程修了。津田塾大学学芸学部国際関係学科教授。近現代朝鮮史、東アジア国際政治史専攻
加地永都子[カジエツコ]
1940年東京生まれ。東京女子大学文理学部卒業。翻訳家。アジア太平洋資料センター(PARC)理事、日本ネグロス・キャンペーン委員会運営委員、ピープルズ・プラン研究所運営委員を務める。2009年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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