目次
第1部 学問の変革と再生(“聖なる女”の思想的系譜―ヒミコ言説の展開と天皇制・フェミニズム;国学思想に見るジェンダー―ケガレとムスビをめぐって;科学史とジェンダー―「科学から疎外された」性が勝ち得たもの;近代政治哲学とフェミニズム―その乖離の先にあるモノからの照射)
第2部 信仰の主体(中国中世の道教と女性―求道と「家」;知られざる鎌倉の禅尼たち―その活動と伝説化;アメリカにおけるキリスト教とフェミニズム―エンパワメントと抑圧の政治文化;イスラーム法と女性―現代エジプトを事例として)
第3部 文化とメディア(近世~近代における「女大学」の読み替え;近現代における『源氏物語』の受容と創造;メディアと“女”―「犠牲者」と「テロリスト」のはざまで;フェミニズム映画批評の変遷と実践)
著者等紹介
竹村和子[タケムラカズコ]
お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授。英語圏文学・批評理論・フェミニズム研究
義江明子[ヨシエアキコ]
帝京大学文学部教授。日本古代史、女性史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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