みんぱく実践人類学シリーズ
人類学と国際保健医療協力

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  • サイズ A5判/ページ数 212p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750327266
  • NDC分類 369.9
  • Cコード C0339

目次

第1章 人類学と国際保健医療協力―所収論文解題
第2章 文化人類学と開発援助―西ケニア、グシイ社会における男性避妊をめぐって
第3章 国際医療協力における文化人類学の二つの役割
第4章 下痢の民俗病因論と下痢症削減対策をめぐって―ウガンダの事例からの再考
第5章 ハイリスク妊娠・出産と人びとの「異常」概念―モロッコ農村部における母子保健政策と住民の対応
第6章 国際医療協力、人類学、対象地域のはざまで
第7章 熱帯医学と国際保健における人類生態学的アプローチ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

朝野まど

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熱帯医学学会の論文を5点掲載。面白いのが、医学分野の学会でありながら発表者が文化人類学の専門家であるというところ。国際協力では自国の物差しを捨て、相手国の物差しを探る所から活動が始まるが、その物差しとなるのが文化人類学や人類生態学の分野である。アメリカより輸入した生物医学モデルしか重視してこなかった日本の医療教育が、医療だけでは対応できないバイオエシックスの問題に直面する中でこの書の存在は実に興味深い。文系から理系へと横断した私にはその重要性が真に迫って感じられる。2012/01/13

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